◎３番ファーヴェント
デビュー戦は好スタートを切ったが、先々を意識して馬の後ろに付けて我慢をさせた。道中、流れは緩かったものの、ピッタリと折り合い、直線でいくらか窮屈なところはあったが、進路が開くとグーンと弾けて余裕を残して後続に二馬身の差を付けての楽勝。

この中間はウッドコースと坂路併用でここ目標にしてジックリと調整。直前は坂路にて終い重点の稽古だが、キレのある動き、集中した走りで雰囲気も上々。一度使われて心身共に確実に上向いていて、より機敏に動ける態勢だけに中心視する。


〇９番フォルラニーニ
こちらも新馬戦を快勝しての臨戦。緩い流れの二番手を落ち着いた走りで四角手前からゴーサインを出されてグングンと加速し、ラスト３Ｆは１２秒０ー１１秒６ー１１秒１。直線に急坂のある中山コースで計時したところに大きな価値はあり、こちらの素質もかなりのものと推測できる。

ただ、前走時のパドックでも、直前の追い切りでも、ユッタリとした気持ちとは言いがたく、一度使われてテンションが上がる可能性があり二番手としたが、アッサリのシーンがあっても不思議ではない。


▲７番シュトラウス
前走のサウジＲＣは約四カ月ぶりのレースで１番枠ということもあり、気性の課題点をモロに出した。道中は前の馬をムキになって追いかけすぎ、直線で早めに先頭に立つ競馬で情けない負け方だった。

今回はレース後リフレッシュ放牧に出されてガス抜きをしてユッタリとした気持ちでトレセンに戻り、直前の追い切りでも落ち着いた走りができているし、モレイラ騎手を配しての戦いだけに見限るのは早計だ。


△６番ガイアメンテ
前走の札幌二歳Ｓでも口向きの悪さなど、鞍上の指示に従えない面は見せていたように幼さは残る。馬具などを工夫した直前の追い切りでもドッシリ感こそないが、浮ついたところはなく、マズマズの雰囲気。

鮮やかな新馬戦の勝ちっぷりの良さから持っている資質は間違いなく一級。



△５番・１番・２番


[３連単フォーメーション]
一着３番・９番・７番
二着３番・９番・７番・６番
三着３番・９番・７番・６番・５番・１番・２番