凱旋門賞の因縁。

去年はフランスダービー4着も、本番では11人気甘んじていたアルハキームに◎。
そして、8人気ウエストオーバーに〇を打って、大穴「2頭本命」と銘打って予想を公開した。
覚えている人も多いと思うが、その結果は、

1着△アルピニスタ(2人気)
2着▲ヴァデニ(7人気)
3着△トルカータータッソ(6人気)
4着◎アルハキーム(11人気)

「アルハキーム残せー！」
って夜中叫んだことを今でも思いだすよ。
あのレース直前の豪雨を味方につけ豪脚を繰り出すことに成功し3着に割り込んできやがったトルカータータッソを二年連続で恨むことになったよ。


一昨年、2021年は実績馬タルナワに◎を打って結果は、トルカータータッソの抜け。

1着抜けトルカータータッソ(13人気)
2着◎タルナワ(2人気)
3着注ハリケーンレーン(1人気)
4着〇アダイヤー(5人気)

この年も馬場が悪かった。
まさかのトルカータータッソに1着をブッコ抜かれ呆然だったね。


3年前の2020年はラストランのエネイブルに敬意をこめて◎を打ち、〇インスウープを裏本命に指名し、結果は

1着▲ソットサス(5人気)
2着〇インスウープ(4人気)
3着穴ペルシアンキング(3人気)
6着◎エネイブル

エネイブルは残念だったけど、ここはインスウープからのワイドの2本取りでどうにか的中を届けられた。

そして4年前の2019年はエネイブルの3連覇に期待しつつ、しかしその高い壁の存在も意識しながらの予想だった。
前年◎を献上していた▲ヴァルトガイストの1着の目も想定した予想で、その結果は、ヴァルトガイストの1着。

1着▲ヴァルトガイスト(9人気)
2着◎エネイブル(1人気)
3着〇ソットサス(3人気)

この結果は正に読み通りでもあって、〇▲→◎→〇▲の1.2着の裏目も抑えた3連単で3万2990円の的中を仕留めた。
ただ、エネイブルの3連覇も見たかった気持ちもあったから少々複雑だったな。

そして、5年前の2018年は一本被りのエネイブルを敢えて嫌って、ヴァルトガイストに◎を打っていたんだよね。

結果は邪な考えにバチが当たったのか、◎4着のど本線タテ目。。。

1着〇エネイブル(1人気)
2着▲シーオブクラス(3人気)
3着☆クロスオブスターズ(9人気)
4着◎ヴァルトガイスト(2人気)

とまぁ、過去5年の凱旋門賞の結果だけど、完全なる「抜け」は2021年のトルカータータッソくらいのもので、毎年それなりには的中に近い所に居るんだよ。
ただ、上でも書いたけど、去年のアルハキームの4着には強烈に悔しくて、あの直前の雨が無ければ…と何度天気を恨んだ事か。

そんな因縁が渦巻く、2023年の凱旋門賞。

今年は3つの因縁で軸を迷っていた。

去年のアルハキームの悔しさを取り返すべく、そのアルハキームと同じ仏ダービー4着のフィードザフレームから入るか。

もしくは、去年の◎アルハキームと共に、〇を献上したものの6着に負けてしまったウエストオーバーから入るか。

これはヴァルトガイストの2年連続上位評価パターンと同じで、リピーターの多い凱旋門賞的な狙いだし、実際にこの凱旋門賞以降、ウエストオーバーはさらに安定感を高めてる。あの雨さえなければ…の一頭でもある。

そしてもう一つの因縁。
唯一の「抜け」を喰らわされ、昨年は11人気の◎を4着に追いやってくれたドイツ馬の呪いを払拭すべく、フィードザフレームにニエル賞で勝ったドイツ馬、ファンタスティックムーンで行くか。
わざわざ追加登録料を払ってまで参戦して来ただけに匂うよな。

とまぁこんな感じで今年の凱旋門賞の妄想がスタートしたわけだよ。

ダービーとか有馬記念とか凱旋門賞ってのは、その年その年の予想も大事なんだけど、こういった過去の因縁の回収っていうテーマも俺は大事にしてるんだよね。

今年のダービーのタスティエーラへの◎献上も、考え方はシャフリヤールの因縁からの回収だしね。

それで行くと、去年の1着から5着馬が居ない今年。
ということは去年の最先着馬であり、アルハキームと共にあの雨に泣かされた一頭、ウエストオーバーにやはり◎を打つべきだな。

そもそも、フィードザフレームは仏ダービー4着という共通項はあるが、アルハキームとは関係無いしね。
で、そのフィードザドリームに勝ったって事と、ドイツ馬って事でファンタスティックムーンにも因縁を感じてたけど、ドイツ馬ってだけでトルカータータッソとは別馬だもんね。

無理くりのこじつけで「因縁」を語って、この2頭から馬券を獲ったところでそれはスッキリしない訳で、その意味じゃ、やはり去年から目を付けてた「ウエストオーバー」から入るべきだよな。

今年は雨は大丈夫だし、そもそもある程度の重い馬場までならこなせるし、何といったってドバイシーマCではイクイノックスの2着馬だからね。
ちなみに速い馬場はダメなんじゃないかと思って、俺、ドバイシーマクラシックでは△しか回さず、2着目には入れてなかったんだよな…

その意味じゃ、今年くらいの馬場はドンピシャでしょ！

ということで、もうね、ウエストオーバーから馬券を獲らないと気が済まなくなってきたわけよ！

実際ドバイでは、俺の大好きなシャフリヤールにもウインマリリンにも勝ってる訳で、ここでウエストオーバーが勝てば、結果「イクイノックスはどれだけつえーんだよ！」ということになる訳で、その意味では「イクイノックスは凱旋門賞に行かずして自分の価値を高められる」という天才的な後付け価値暴騰作戦が成功するし、だから凱旋門賞に行かなかったのね！っていうストーリーも出来上がるしね！

今年はソコソコ人気してるけど、俺はウエストオーバーから入るよ。

結論
◎6ウエストオーバー
〇12フィードザフレーム
▲14ファンタスティックムーン
☆13エースインパクト
注8プラスデュキャルゼル
注4シムカミル
△7フクム
△10フリーウインド
愛9スルーセブンシーズ

これで行く。
基本的に〇▲☆は3歳牡馬を上位に取った。
対抗はフィードザフレーム。
仏ダービーでは4着だったが、2400ｍならエースインパクト逆転の目もあるかなと。
前走のニエル賞は叩き台っぽいし、どスロー後ろからの競馬でファンタスティックムーンに出し抜けを喰らった感じなだけで勝負付けは済んでないと見る。

▲はそのファンタスティックムーン。
あのスローな中でしっかり前目で折り合ってたし、キレもなかなか。
ドイツ馬の癖に「良馬場希望」っていうのがまたいいよね。
追加登録料1800万だか払って出てくるわけで、出したくなるくらい体調がいいって事だよね。

☆にエースインパクト。
やはり2400ｍの経験がないってのがどうなのか。
仏ダービーの末脚は尋常じゃなかったから、ブッコ抜かれて無敗の凱旋門賞馬の誕生っていう歴史を作る可能性も大いにあるが、人気先行でもあるのでこの印まで。

注には12年ぶりの牝馬勝利となったフォア賞の覇者、プラスデュキャルゼル。
フランスの名門厩舎ファーブルに鞍上バルザローナだから軽くは扱えない。

もう一頭の注はシムカミル。
大外枠じゃなければもう少し評価を上げたかもしれないけど、とはいえ堅実くん、2列目には置いておきたい。

△にはフクム。
6歳以上の馬はここ最近全くダメだけど、流石にウエストオーバーに◎を打ってるのに、前走先着を許したフクムを切るわけにはいかないかなと。ドバイSC以外では掲示板外してない素晴らしい馬だし、ドバイの後も3連勝してるしね。ただ、枠が外なのとこの年齢で△までとした。

もう一頭の△に牝馬のフリーウインド。
ゴステン厩舎&デットーリだね。
デットーリの凱旋門賞ラストランでもあるし、押さえておく。

そして最後に「愛印」をスルーセブンシーズに。
ただ、これ本気でNOチャンスじゃないと思ってる。
今年の馬場なら日本馬でもやれるだろうし、世界一の馬イクイノックスにあそこまで迫った馬だからね。
GI未勝利馬が凱旋門賞に行くっていうのも面白いし、適性だけを考えればそういう考え方の方が凱旋門賞に近づけると思う。

ハーツクライ産駒のコンティニュアスはセントレジャーからの中1週は流石にきついと思って切る。

買い方
【単勝】6（1点）
【馬単マルチ】6⇔12.14.13.8.4（10点）
【愛&因縁ワイドBOX】6.12.14.9（6点）
【3複】6＝12.14.13＝12.14.13.8.4.7.10.9（18点）
【3単】6→12.14.13.8.4→12.14.13.8.4.7.10.9（35点）


今年はどんな結末が待っているのか。

現地で見た2011年の凱旋門賞はデインドリームが勝った年で牝馬の1.2.3着だったんだよね。

勝ったデインドリームの父はLomitasでサリオス、サラキアの母サロミナの父だよね。
3着スノーフェアリーはエリ女で馬鹿みたいに強い競馬を見せてたよね。

その年の1人気だったサラフィナは日本でお母さんになってるし、良馬場寄りで行われる凱旋門賞は日本でも通用するスピードが大事って事だろう。

その意味でも、日本でも活躍している血を持つ、Frankel産駒のウエストオーバー、Kingman産駒のフィードザフレーム、そして、ドイツ馬なのに良を希望する変わり種のファンタスティックムーン、そしてスルーセブンシーズには頑張って欲しい。

結果は勿論欲しいが、それでも世界最高峰の一つ凱旋門賞をしっかり楽しめればそれだけで最高だ！

凱旋門賞は以上。