競馬サロン

2024/12/13 18:00
ターコイズテークス2024 最終結論【馬体】適度なハンデ&リピーター&瞬発型の馬を買う【重賞深掘りPJ】


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
11日(水)は全日本2歳優駿の取材をするため川崎競馬場へ行ってきました。
その予想は前日段階で公開させていただいのですが、本命に推したホッカイドウ競馬所属の◎ソルジャーフィルドは何とか3着を確保。馬連はダメでしたが、☆ミリアッドラヴ、△ハッピーマン、◎ソルジャーフィルドの決着で3連複4990円を的中となりました。
ミリアッドラヴについては能力は足りると説明していましたが、早め先頭から押し切るのだから大したものです。今後はサウジダービーへ向かうとのこと。
本命のソルジャーフィルドは力を出し切っての3着。現状の地方2歳最強馬は本馬で、今後は北海道3冠レースを予定とのこと。ライバルであるリコースパローとともにホッカイドウ競馬を盛り上げてくれそうですね。
単勝オッズ1倍台のナチュラルライズは左回りでモタれる面を見せて4着。右回りなら問題はなさそうですから、大井の雲取賞あたりに使ってきたら要注意だと思います。
さて、今年の競馬は今週末を含めてあと3週となりましたが、重賞深掘隊として予想コラム公開(公開開始は4月13日)後の私の回収率はここまで116.7%を記録。12月はずっと好調が続いていますので、勢いが途切れないように暮れの東京大賞典まで突っ走る予定です。
それではターコイズステークスの予想を進めていきます。
まずターコイズテークスの過去ラップ分析ですが、第1回以降となる計9回分を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。
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2015年 前半4F48秒4 後半4F47秒3⇒後継
2016年 前半4F46秒4 後半4F47秒2⇒前傾
2017年 前半4F47秒7 後半4F46秒5⇒後継
2018年 前半4F45秒5 後半4F47秒2⇒超前傾
2019年 前半4F45秒4 後半4F46秒8⇒前傾
2020年 前半4F46秒5 後半4F48秒1⇒超前傾
2021年 前半4F45秒4 後半4F47秒4⇒超前傾 ※稍重馬場
2022年 前半4F47秒0 後半4F46秒5⇒イーブン
2023年 前半4F46秒8 後半4F45秒9⇒後継
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※前半と後半の4Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、1秒5以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。
ターコイズSはラップの再現性が低いレースです。2018年から2021年にかけては前傾でしたが、ラップ傾向は毎年バラバラです。よってラップと飛節の連動性は本重賞では考えないこととします。
また、勝ち馬の脚質も逃げ、先行、差し、追い込みと何でもありな印象ですね。
ただし、本重賞は分かりやすい特徴が確認でき、それが同一馬による連続好走です。
ミスパンテールは、2017年と2018年のレースで連覇。
デンコウアンジュは、2017年と2018年のレースで連続3着。
アンドラステは、2020年と2021年のレースで連続2着。
ミスニューヨークは、2021年と2022年のレースで連覇し、2023年も3着。
フィアスプライドは、2022年のレースで3着、2023年に優勝。
このように2018年以降はリピーターが台頭しまくりです。
残念ながら昨年1着のフィアスプライド、同3着のミスニューヨークは引退済みですが、昨年の2着馬フィールシンパシーは今年も参戦します。同馬は推定5、6番人気ですから、絶好の狙い目かもしれません。
続いて過去好走馬の馬体分析ですが、今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」という2つの尺度から見ていきます。
「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。
勝ち馬の特徴は次の通りです。
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2015年 シングウィズジョイ 中間/中間
2016年 マジックタイム 瞬発/ボリューミー
2017年 ミスパンテール 瞬発/中間
2018年 ミスパンテール 瞬発/中間
2019年 コントラチェック 瞬発/中間
2020年 スマイルカナ 持続/シャープ
2021年 ミスニューヨーク 瞬発/中間 ※ゴツゴツした馬体
2022年 ミスニューヨーク 瞬発/中間 ※ゴツゴツした馬体
2023年 フィアスプライド 瞬発/中間
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ラップ構成は先に述べた通りバラバラですが、瞬発力タイプの馬体が優勢という面白い結果となっています。牝馬らしくスカッとした細い馬が勝ち切るというレースでもないですね。
同一馬の連続好走が目立つレースですから、過去の好走歴があって馬体的にも注目出来る馬を見つけられたら正解に近づけそうです。
それでは今年の有力馬を見ていきましょう。
今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」は次の通りです。
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フィールシンパシー 瞬発/中間
アルジーヌ 瞬発/中間
ミアネーロ 瞬発/シャープ
ドゥアイズ 持続/中間
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4頭中3頭が瞬発型の馬体ですが、その中でターコイズSの連対経験があるのがフィールシンパシーです。
順に1頭ずつ細かく見ていきましょう。
フィールシンパシーは、血統的には地味なベーカバド産駒ですが、右回りかつ小回りの1600mから1800m戦を得意としています。狙いどころは明確で東京→中山替わりが最も買えるパターン。逃げ絶対ではなく、今回はペイシャフラワーを追っての番手が有力。冬開催にしては時計が速い今の中山芝はマッチしそうです。54キロの手頃なハンデも魅力。鞍上は30日間の騎乗明けとなる横山琉人騎手。稼げなかった分をここでまず稼ぎにくるはずです。
アルジーヌは、重賞未経験ながらトップハンデタイとなる55.5キロの斤量を背負います。近年はオープン特別の実績もかなり考慮されますから、カシオペアSの勝利が評価されたのでしょう。競走馬としてのタイプや馬体は母ワンフォーローズとよく似ていて、本質は小回り向きですね。課題はマイルの距離だと取りこぼすケースが見られること。クイーンSでボンドガールと接戦を演じていることから重賞級の力があることは間違いないですが、個人的にはターコイスSよりは1800mの中山牝馬Sが向くと見ています。
ミアネーロは、瞬発型かつシャープな体つきで、これぞ切れる馬という見た目。ただし、使える脚には限界がありそうで、現状は小回りで差してくる馬ですね。実績から実質的なトップハンデとなる54.5キロを背負うのは仕方なく、勝ち負けに加われるだけの一頭です。1点気になるのは鞍上のC.ルメール騎手が11月以降の重賞で絶不調なこと。今回はルメール騎手だからと飛びつくのは危険かもしれません。
ドゥアイズは、馬体的なマッチ具合は今ひとつですが、今年も崩れずに走れているのがいいですね。ただし、タイプ的には人気になったときよりも5番人気以下の伏兵時に買いたい馬です。
人気はミアネーロ、ドゥアイズ、アルジーヌ、フィールシンパシーの順で、人気3頭で決まっても不思議ではありませんが、ここなら妙味ありと考えるのがフィールシンパシーです。人気馬に差し届かずが発生した場合は、配当もけっこう伸びてくれそうです。
他にも枠順、展開、各馬の調整過程、先週までの中山芝の傾向などを考慮した最終結論は次の通りです。
《ターコイズステークスの最終結論》
◎5フィールシンパシー
○6アルジーヌ
▲7ミアネーロ
☆14ドゥアイズ
△2アドマイヤベル
△4イフェイオン
△11ワイドラトゥール
△15シングザットソング
本命はフィールシンパシー。無欲の一発に期待。当日の人気は5、6番人気を想定しています。
対抗評価はアルジーヌ。前につける馬をマークしやすい3枠6番の枠はいいですね。
単穴評価はミアネーロ。勝たれても不思議ではないですが、鞍上の復調次第か。
☆評価はドゥアイズ。外枠を引くことが多い馬ですが、中山芝1600mの7枠14番だと2着、3着のイメージです。
馬券はフィールシンパシーを軸に馬連、3連複で勝負。
念のため○▲☆の馬単ボックスを押さえておきます。
《ターコイズステークスの買い目》
◎5フィールシンパシー
○6アルジーヌ
▲7ミアネーロ
☆14ドゥアイズ
△2アドマイヤベル
△4イフェイオン
△11ワイドラトゥール
△15シングザットソング
【馬連】5=6,7,14,2,4,11,15(7点)
【馬単/BOX】6,7,14(6点)
【3連複/フォーメ】5=6,7,14=6,7,14,2,4,11,15(15点)
《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。
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