どうも！覆面馬主１号です！

「どうでもよいことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う。」

良い言葉だね。映画監督の小津安二郎さんの言葉だ。

オレからすると、こんなアレンジになる。

「どうでもいいレースは、流行に従う。重大なレースは、道徳に従う。勝負レースは、自分に従う。」

かみ砕いて言うと・・・

あまり気乗りのしないレースは、流行りの血統や流行りの騎手で買う。

これは重大なレースだな、と思う時は、世の習いに従う。つまり、一番地道に努力し、打ち込んできたような馬、調教師、騎手、陣営が勝つのが、世の習いであり、それこそが、道である。

そして、勝負するレースは、自分自身の予知能力や勘に従う。これは、自分でも予測不能だ。

これが、オレの馬券ライフである。

ただ、どの時点で、気乗りしないレースが、勝負レースに変わるかは、分からない。パドックを見て閃く事もあるし、返し馬で閃くこともある。

予想コラムを読んで頂いている皆様にこんな事を書くのも失礼だが、前日の予想だけでは、やはり感じきれない所も沢山ある。馬は生き物だから、当日の気配や覇気なんかは、パドックを注視しなくてはならない。

しかし、そういう部分はあるとしても、コラムの予想は、全て重大なレースだという想いで、書いている。
そして、よほどの事が無い限り、本命馬が、変わることもないから、安心して欲しい。

ただし、７号と同様、自分がどれだけの金額勝負するかは、当日のパドックと返し馬をみてからでないと、決められない、これも事実。

さて、明日は、重大な重賞が二つ。

まずは、デイリー杯２歳ステークス！

さて、阪神コース、今年は阪神競馬場が大活躍なんだけど、さすがに傷みが出てきているよね。
馬場の内は、荒れてきているので、これから先雨が降ったりすると、完全に外差しの馬場になるだろう。

すでに、差しが決まる馬場にはなっていると思うね。

阪神の外回りマイル戦の特徴についてだが、改めて書いておく。

直線が４７４mと長い。これ、見落としがちだけど、直線だけで何とかなる舞台なんだよね。

そして、前半は、下っていって、最後に中山競馬場に次ぐきつい勾配の急坂がある。
逃げ、先行馬は、ここで止まりやすい。
だから、脚が十分に溜まった追い込み馬が、ギリ届くというレースが多い。
これね、４コーナー途中からの下り坂を活かして追い込みやすいんだよね。外枠の馬がよく来るのもこれが理由なのかな。
大外回すのも案外有効。ここが中山競馬場との大きな違いかな。

ということで、デイリー杯２歳ステークス！
７頭だてなんだけど、このメンバーみて、こりゃ難しいわ、と思ったね。

ここ勝つような馬は、未来のG１馬の可能性十分だからね。つまり潜在的な能力もひっくるめて読まないといけないんだわな。

それで行くと、この７頭がどれくらい大物なのか？という点だと思う。
阪神のマイルは、そこが試されるコースだと言っていいと思うね。東京、中山、新潟とはまた違う濃いマイル戦ってことだな。

で、オレの本命が、この仔だ。

◎１　ソネットフレーズ

まず、ルメール騎手が連続騎乗ってのも、もちろん良いんだけど、オレ的には、ルメールじゃない方が良かったな、って思ってる。
人気しちゃうからね。
ルメールじゃなくても、勝てる気がするんだよね。
それくらい、大物感がある。

まず、血統。
エピファネイア産駒って、２歳戦、とにかく強いんだよね。血統的に早熟な感じはしないんだけど、とにかく２歳戦は、強い。
そして、この仔、母系はヤバいね。母のボージェストは、ドゥラメンテの姉だね。祖母がアドマイヤグルーヴで、曾祖母がエアグルーヴ。
新馬戦の走りを見て、距離延びて良いに違いないって思ってたんだが、ここ使ってきたね。ここを勝つと、中３週で、阪神ジュベナイルフィリーズだな。

新馬戦の映像と直線の動きをよく見て欲しい。
おそらく、この仔、あと２つ位は、ギアを隠している。そして、ターボエンジンも前回は使ってないかも。
なので、新潟コースの何倍もタフな阪神コースでこそ！だと思っている。

◎１　ソネットフレーズ
〇６　セリフォス
▲２　スタニングローズ
☆７　プルパレイ
△３　ドグマ

という順番にした。
対抗評価としたのが、セリフォス。この仔の走りもじっくり見たが、この仔、物凄く低重心で走るんだよね。
豹とかチーターみたいな感じでカッコいい。どうにも、父のダイワメジャーの走り方には、程遠い。
全然似てない。
どちらかというと、母父のルアーブルに似てるのかな。フランスのダービーを好時計で勝った馬で、当時鞍上がルメールだったんだよね。

ま、いずれにしろ、この仔にとっても、新潟から阪神に替わるのは、望むところって感じだろうな。
父も、母系も底力がある血なので、タフなコースでも全くオーケーだと思うね。

▲が、スタニングローズ。前走、サウジアラビアロイヤルカップで、３着だったが、１，２着は、かなり強い馬。コマンドラインとステルナティーア。しかも、粗っぽい競馬で追い込んでの３着は、力の証だ。
父がキングカメハメハで、母父クロフネ。母母父がサンデーサイレンス。こちらも、申し分ない配合。
祖母がローズバドだからね。
競馬を覚えてくれば、まだまだ強くなりそうな器だ。

☆が、プルパレイ。地味だけど、この仔も相当にスピードがあるね。イスラボニータ産駒なんだけど、フジキセキの血って、インリアリティなんだよな。ポイントは。で、この仔、母系にもインリアリティを持っていて、このクロスが、スピードの爆発力につながっているんじゃないかと思うんだよね。
ただ、軽い走りをするのと、逃げる手がどうかってとこかな。

馬券は、単勝、馬連、馬単は、〇▲☆へ。

三連系の馬券は、以下のフォーメーションで。

１着・・・◎
２着・・・〇▲☆
３着・・・〇▲☆△

これで、三連複、三連単を買いたい！

続いて、武蔵野ステークス！

こちらも、どうにも難しいレースだよね。
まず、今年のフェブラリーステークスの２，３着馬が出走してきている。

勝ったのは、カフェファラオで、２着エアスピネル、３着ワンダーリーデル。ともに８歳馬だ。
この間、古豪マカヒキが復活劇を見せてくれて、ジャパンカップにも出走するから、シニアも頑張ってはいるが、８歳となるとどうなんだろか。
２頭とも、実力はあるし、調教なんかの動きも素晴らしい。
だが、過酷なレースにいって、最後の最後、グイッと伸びる事ができるんだろうか？？

オレとしては、そこがどうにも疑問で、本命を打つ気にはなれず。

で、迷った結果の本命がこの仔！

◎１０ブルベアイリーデ

まず、このローテが良いと思ったね。１９００ｍからの距離短縮。そして、休み明けから叩き３戦目、中５週で、調教はよく動けている。

このレース、とにかく休み明けが走らないんだよね、というか、この寒くなってきた時期の鉄砲ってクラス上がって相手が強いと厳しいのかな。

それでいくと、タガノビューティーやオメガレインボーにも気があったんだが、どちらも休み明けがちょっと嫌だったね。

で、ブルベアイリーデ、キンシャサノキセキ産駒で母父が、マキャベリアンの仔、ストーミングホーム。
ベストは、マイル位なんじゃないかな、と思うんだよね。

リアンヴェリテが出ているレースは、必ずや前半が超速くなる。おそらく３４秒切るくらいで逃げるはずで、そうなれば、追い込み馬の有利な展開は、明らか。
ここ３年も、全て追い込みで決まっている。
とにかく、この仔は、終い切れるから、ハイペースになれば、好走確実じゃないかと思っている。

◎１０ブルベアイリーデ
〇１　タガノビューティー
▲１１オメガレインボー
☆１６ソリストサンダー
☆１４エアスピネル
注５　ヒロシゲゴールド
△３　ワンダーリーデル
△４　テイエムサウスダン
△１５ダイワキャグニー

という順番にした。

対抗が、タガノビューティー。この仔、逃げ、先行馬がこれだけ揃ったら、間違いなく出番がありそうだよね。
前々走の東京のマイル戦でも、凄い鬼脚で勝利。オープンに上がって、目下２連勝中で、重賞タイトルにも手が届きそう。
休み明けがどうなのかな、という事で、対抗までとした。
ヘニーヒューズ産駒は、東京のダートコース、物凄く得意だからね。

▲が、オメガレインボー。この仔も休み明けなんだけど、とにかく充実してきてるよね。
アイルハヴアナザー産駒で、母父がアグネスタキオン。中山の１８００ｍが得意そうな配合で、マーチステークスは４着と良い競馬だったな。
それがだよ、出世レースともいえるアハルテケステークスで、東京マイルで凄い強さを発揮し、更に、小回り１７００ｍの北海道シリーズでも連続好走。
切れが活かせる舞台でこそというキャラが強く出てきている。

今回は、東京のマイル戦！差し勝負になっても、見劣らない実力を付けていると思うね。

☆が、南部杯組の２頭。ソリストサンダーとエアスピネル。
ソリストサンダーは、昨年の２着馬で、この仔も追い込みがきく。南部杯の激走から中４週、上積みがあれば、十分圏内のはず。
エアスピネルは、８歳で衰え知らずには見えるが、どうかな。とはいえ、実力は最上位といってもいいので☆とした。

あと、注で、ヒロシゲゴールド。マイル実績ない前走、いきなり南部杯で２着に激走。
東京ですんなり競馬できたら、超しぶとい気もして、印を打った。

馬券は、単複、馬連、馬単。

三連系の馬券は、以下のフォーメーションで。

１着・・・◎
２着・・・〇▲☆☆注
３着・・・〇▲☆☆注△△△

これで、三連複、三連単を買いたい！

自信の一鞍！

東京７レース！

◎６　ボーデン
〇２　スパイラルノヴァ
▲３　フィアスプライド
☆４　ノーダブルディップ
☆１２マイネルヒッツェ
△１１バニシングポイント
△９　シルブロン
△８　ドラミモン

ここは、本命がボーデン。というか、戸崎圭太騎手！

東京の芝１８００ｍを乗らせたら、世界一上手いのが戸崎騎手！
以前、祝勝会を一緒にやった時ビックリしたんだけど、、この人、実はとってもファンキーで面白い事言う人なんだよね。
ま、それは関係ないけど、とにかく、１８００ｍが上手い。
どのタイミングで追いだしたら、ゴールできっちり差し届くか、分かってるんだろうな。

で、そんな戸崎騎手が、乗るボーデン。この秋、東京の舞台は、ハービンジャー産駒が良く走っていて、しかも、この仔、未勝利勝ちが東京１８００で、物凄い時計だった。
この舞台が合うのは明らかで、ここは人馬ともに大得意な条件で、負ける理由が見つけにくいね。

対抗が、スパイラルノヴァ。ハービンジャー産駒に並んで、東京走るのが、キズナ産駒。ま、もちろん、種牡馬でダントツは、ディープインパクト産駒なんだけどね。

で、このスパイラルノヴァ、２０００ｍで勝ち鞍があるんだけど、距離が微妙に長い、と思った陣営は、マイルに使ってきた。が、これが、どうにも微妙で、今度は、１８００ｍを選択したって感じ。
能力は、間違いなくありそうなので、あとは、噛み合うかだけだと思うね。

▲が、ディープインパクト産駒のフィアスプライド。はじめは、この仔に本命打とうか、とも思ったんだが、この印にした。やはり、ボーデン＆圭太の方が、上かなと思ってね。
この仔、姉が、ソフトフルートとか、ミッドサマーフェアとかだよ。母が、ストロベリーフェア。
この母、ここんところ、７回連続で牝馬を産んでいて、みんなよく走るね。
このクラスにいる馬ではないのは、明らかなので、追いかけても良い馬。

☆が、ノーダブルディップ。リーチザクラウン産駒で、母父アグネスワールド。
良いね、この血統。アグネスワールドは、ダンジグの直仔だね。母母父がリアルシャダイ、いいね。
この仔も、東京コース向くね。長く良い脚を使えるタイプで、地味だが、能力高いと思う。

もう一頭の☆が、マイネルヒッツェ。ゴールドシップ産駒で、１８００ｍへの距離短縮が良さそうなのと、リフレッシュ明けも良さそう。
良馬場なら切れる脚が使えそう。

馬券は、単勝、馬連は、〇▲☆☆へ。馬単は、強弱つけて。

三連系の馬券は、以下のフォーメーションで。

１着・・・◎
２着・・・〇▲☆☆
３着・・・〇▲☆☆△△△

これで、三連複、三連単を買いたい！