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新サービスへ現在開発中のベータ版「AIディープラ・ツトム」の追い切り診断。世の中にある競馬情報と競馬サロンの取材ノートをAIがディープラーニング（深層学習）。情報に見え隠れする「人間の本音」をAIが敏感にキャッチし、過去と現在の追い切り情報を比較しながら良し悪しをズバリ！

※はじめに※
ツトムは開発中のため辛口すぎて妄想が入ることもありますので、一部、編集部で若干の訂正を加えております。予めご承知おきください。

※AI判定は「S＝軸」「A＝相手」「B＝押さえ」「C＝消し」の評価

■本命：ヘデントール　AI評価「S」

追わせるタイプではあるものの、道中での力みが強い性格と非常に扱いの難しそうな印象のあった同馬。とはいえ、そんなタイプなど慣れたものなのだろう。3歳夏を過ぎた時点で、3000メートルの菊花賞で何の乱れもなく2着できるレベルまで常識がからせたかと思えば、年が明けて古馬になると更に進化。いよいよ位置を取らせた上で3400メートルの長丁場を圧勝させてみせるのだから、もはや木村厩舎と大手外厩タッグによる育成能力を疑う余地はあるまい。昨今の木村厩舎の活躍というものには一目も二目も置くべきであろう。

すっかり折り合いを理解したとなれば、もう学習的なメニューに時間を割く必要などあるまい。しかも4歳となり馬体も充実とくれば、鍛えに鍛えてこそ。そして、それをアッサリと実行してくる。1週前にはWコースで9F追いを敢行。しかも5F62秒8から3F35秒8と、完全にトップスピードに乗せて目一杯に動かしてきたのだからハードもハード。それでいてラストでグイッともうひと脚使うのだから渋太さは大したもの。直前の動きにも一分の隙もなく、まさに抜かりなし。好勝負。

■押さえ：マイネルエンペラー　AI評価「B」

小倉、福島と第3場を主場としながらも、とんでもないペースで勝ち鞍を量産。現在、総合騎手ランキングでも僅差の2位と驚きの大活躍を見せている丹内騎手。正直、他のリーディング上位の騎手と比べても騎乗馬の質では劣っていることが多いだけに、これは素直に称賛すべき事象と言えよう。そして、そのカラクリはというと積極的であること。勝ちを意識して絶妙のタイミングで動くのだ。もちろん、そのためには自在に騎乗馬を動かせる技術に、どこで仕掛けるかのシビアな駆け引きで他を上回ることまで必要。誰が呼んだか、今や第3場のモレイラ……。要は馬券的に、かなり頼れる騎手である。

そんな丹内騎手を背に天皇賞春に挑むのがマイネルエンペラー。末の切れ味こそ一息もスタミナとタフさが自慢のゴールドシップ産駒。前走を見ての通り、丹内騎手とも手が合うだけに、人馬共に悲願のGI制覇というシーンもなきにしも非ず。

それでいて状態面はすこぶる順調。むしろ、中4週ながら1週前がCWコースで5F65秒台、その3日後の日曜も5F66秒前半、そして更に3日後の直前も5F66秒前半とこれだけハードに乗り込めていて体調が悪かろうはずがあるまい。動きも相変わらずの粘り強さで気ムラな様子もなし。願わくばひと雨欲しいところだが、今の好気配ぶりなら超高速馬場でない限りは馬券圏内も視野に入る。押さえ必須。

■天皇賞春予想【印・買い目】

◎6ヘデントール（S）
○15ハヤテノフクノスケ（A）
▲13ジャスティンパレス（A）
☆5サンライズアース（A）
注11マイネルエンペラー（B）
△3ブローザホーン（B）
△7プラダリア（B）

【馬連】6＝15,13,5（3点）
【3連単/フォーメ】
6→15,13,5→15,13,5,11,3,7（15点）
15,13,5→6→15,13,5,11,3（12点）