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■中山11R・中山グランドジャンプ

偏見と独断と愛をミッチミチに込めて書くけど、中山競馬場こそ日本競馬における最強が決まるコースだと考えてる。府中2400mではなく中山2500mこそがジャパニーズクラシックだという話は年末に引くほど書くと思うのでひとまず置いといて、J・GIは中山グランドジャンプと中山大障害しかないんだから、障害に関してはたぶん大多数の賛同を得られると思う。

つまり、昨年末に覇を競ってきた中山大障害組に対し、この4ヶ月で出てきた新興勢力がどれだけ迫れるかってハナシ。で、その新興勢力筆頭は間違いなくスマイルスルーとインプレス。

スマイルスルーは障害転向後馬券外なし、未勝利勝ちから4連勝中とあってはこのレースを予想する上で無視はできない。3走前で中山コースも経験済みだし、前走はタイム差わずかの勝利とは言え、小倉に1週間滞在しての出走など調整段階から新しい試みに、レースでは鞍上が「上手く行ったとは言えない」と振り返るほどの内容。試行錯誤のもと課題をあぶり出す状態で勝ち切るのだから底知れない。しかし、それはまだ雑なところがあることの証左。飛越にも良化の余地がある段階で、これまで経験した距離よりも約1000m長くなるここではその雑さがレース後半になるにつれ大きく響いていく。

と、いうわけで。よりレースの上手いインプレスを上に取りたい。こちらも未勝利から4連勝中で、前走で初の中山もクリアとスマイルスルー同様に勢いを感じる成績。ただし、こちらは飛越がより上手く、さらに折り合いに難なくポジションも拘らないタイプ。前走は不利を受けながらもハミを取る根性を見せ、小牧加矢太騎手に初めてのビッグタイトルをもたらす可能性は十分。期待を込めて◎指名としたい。

相手筆頭はジューンベロシティ。昨年の2着馬で大障害では1番人気。その大障害はマイネルグロン落馬の影響著しく実力を発揮できたとは言い難い。悲願のビッグタイトル奪取へ鬼気迫るものはあるだろうが、ここは新興勢力の勢いを買いたい。

単穴は復活期待の▲マイネルグロン。前哨戦使わず大障害からのぶっつけだが、調教の密度は濃い。能力だけ走れば抜けてる。

◎8インプレス
○4ジューンベロシティ
▲3マイネルグロン
☆1ネビーイーム
☆7エコロデュエル
△6スマイルスルー

【単勝】8（1点）
【馬単/マルチ】8⇔4,3,1,7（8点）
【3連単/フォーメ】8→4,3,1,7→4,3,1,7,6（16点）

■中山7R・4歳上1勝クラス

左回りばっか使ってるタイプの中山替わりってなんとなく嫌いたくなる。フォルラニーニが安定感抜群で強いのは認めるけど、安定株とはつまり勝ち切れずに留まり続けているということ。1年以上ぶりの2000mもちょっと不安だし、オッズは1倍台想定。それなら2着以下の馬券を握って妙味を求めたいところ。

狙いたいのは◎タッチアンドムーブ。去年はガッツリ休んで、今年に入って2つ叩きながら着順を上げて今回が走り頃。前走も4着とはいえ勝ち馬とは0秒2差で、いつ順番が回ってきてもおかしくない。そして、今の荒れた中山の馬場ならこの馬の脚質に合った展開がありそう。

対抗○はフォルラニーニ。勝ちきれないけどやっぱり安定感は魅力。好位で運んで抜けたところを◎が差す展開がいちばん想像しやすい。

“今の荒れた馬場”という面で狙いたいのが5歳にして初ダートの▲ファルコンミノル。血統的には芝を走るべき馬に見えるし、ダートでの切れを見るに芝、特に今の馬場状態なら面白そう。買い得ではある。

◎3タッチアンドムーブ
○14フォルラニーニ
▲10ファルコンミノル
☆5アンドローゼス
☆7エラン
△9イージーブリージー

【単勝】3（1点）
【馬単】3→14,10,5,7（4点）
【馬単】10→3,14（2点）
【3連単/フォーメ】3→14→10,5,7,9（4点）
【3連単/フォーメ】3→10,5,7→14（3点）

■福島11R・ラジオ福島賞

前走馬券内1頭に前走5番人気3頭（うち1頭は盛岡）でおまけにハンデ戦という超ド級の難解レース。どの馬も来なそうなので、逆にどの馬も来そう。というかハンデキャッパーはめちゃくちゃ悩んだんじゃないのかコレ。このレースでハンデ設定しとろ言われたら自分なら鼻血出る。競馬開催に携わる皆様はいつもお疲れ様です。

ゴマ摺りも済んだところで本命の発表。どうせどう転んでも荒れそうなので、◎コパノエビータを狙ってみたい。昨秋からの近4走は大きい着順を続けているが、舞台は京都→東京→中京→東京。その前は函館で連勝を続けており、もしかしたらだけど、小回りの方が合ってるんじゃないかという淡い期待。でも、未勝利時代も中山や福島ではそこそこ良い着順拾えてるのに府中だとスコーンと負けてるし、ありえるんじゃないかと。

今回はそれを証明する小回りに、52キロの軽量。420キロが精々の小さい仔なので、このハンデはかなりありがたい。軽量と得意（だと思う）コースの適性を活かし、昨夏みたいな前につける競馬してくれたら一発ある。ここで勝てばハンデキャッパーの絶妙な設定に感謝。

相手も難解だが、素直に○クーアフュルスト。控えるタイプなのでコースがどうかがカギも、さすがにこの面子に入れば力は1枚上の気がする。鞍上も魅力だし、叩き3戦目で具合も良さそう。

もう1頭狙ってみたいのが▲サヴァビアン。普段58キロで走ってる馬が53キロになって腹括った競馬したらちょっと怖い。

◎8コパノエビータ
○10クーアフュルスト
▲5サヴァビアン
☆9ラオラシオン
☆15プレイサーゴールド
△1メイショウジェンマ
△11アルムエアフォルク
△12ブーバー

【単勝】8（1点）
【馬単/マルチ】8⇔10,5,9,15（8点）
【3連単/フォーメ】8→10→5,9,15,1,11,12（6点）
【3連単/フォーメ】8→5,9,15→10（3点）