◆【随時更新中｜4/19(土)的中速報】いよいよバトロワ最終週！5週連続重賞Vの岡井ら主宰者陣が選ぶGI前の種銭稼ぎ勝負Rに注目！【アンタレスS2025予想】

三場それぞれで重賞がおこなわれる今週末。8週間にわたる阪神開催の掉尾を飾るのがアンタレスSです。ゴルトブリッツやテーオーケインズなど、後のGI馬が勝利してきたこのレースですが、その中で最も出世した馬は、やはりホッコータルマエではないでしょうか。
GI級10勝は当時の最多で、獲得賞金は10億円超。3歳から7歳まで、全39戦を走り抜いたタフガイでもあります。

ダート三冠競争が整備されたことで、現役時ダートで活躍した種牡馬に対する注目度は年々上がっています。ただ、リーディング上位に名を連ねるのは、シニスターミニスターやドレフォンといった米国からの輸入種牡馬が多く、ここにナダルが加わりそうな勢い。これらと鎬を削る内国産種牡馬は、現役時ダート未出走のロードカナロアとキズナです。
逆に、2010年前後にダートで活躍した内国産馬で、種牡馬として複数のJRA重賞ウイナーを送り出した馬はほぼいません。JRAのダート重賞は年間15レースと少ないのもありますが、スマートファルコンやエスポワールシチーが2勝。ホッコータルマエも、まだデビューしたのが5世代とそこまで多くないせいか、先日のマーチSを制したブライアンセンスが、産駒初のJRA重賞勝ち馬です。
ただ、今年はGI級4勝クリソベリルの初年度産駒がデビュー予定。現3歳が初年度のルヴァンスレーヴやゴールドドリームの産駒も頑張っており、内国産ダート種牡馬の未来は明るいとみています。

それでは予想に。

今回は、アンタレスSの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

（1）前走着順
（2）前走人気
（3）今回の馬番
（4）馬齢
（5）生月
（6）前走上がり
（7）前走時の馬体重の増減
（8）前走場所
（9）前走4コーナーの位置取り

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記9項目。その中で（1）は前走着順について。
近走好調馬が引き続き結果を残している当レース。とりわけ、前走、重賞かリステッド含むオープンで3着以内の馬は［4-5-4-13/26］。勝率15.4％、複勝率50.0％。単勝回収率61％、複勝回収率126％。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝マーブルロック、ミッキーファイト、ヤマニンウルス

（2）は前走人気。
アンタレスSは、前走2番人気以内だった馬が［4-4-3-8/19］。勝率21.1％、複勝率57.9％。単勝回収率84％、複勝回収率118％。シンプルながら素晴らしい買い条件といえるでしょう。
◇該当馬＝オメガギネス、タイトニット、ミッキーファイト、ヤマニンウルス

（3）は今回の馬番です。
馬番を偶数と奇数に分けたとき、当レースで優勢なのは偶数番を引いた馬。そのうち、母父がニアークティック系以外。なおかつ、今回ブリンカー非装着の関西馬は［5-1-3-9/18］。勝率27.8％、複勝率50.0％。単勝回収率138％、複勝回収率133％。過去5年の勝ち馬すべてがこの条件に当てはまっていました。
◇該当馬＝マーブルロック

次は（4）。馬齢について。
6、7歳馬の健闘が目立つアンタレスS。そのうち今回の馬番が8から16、なおかつ、前走馬番が5から16だった馬は［2-3-1-5/11］。勝率18.2％、複勝率54.5％。単勝回収率51％、複勝回収率176％。文句なしの成績でした。
◇該当馬＝ラインオブソウル、マリオロード

（5）は生月。
生月に注目したとき、過去5年の3着内馬15頭中、半数以上の8頭は3月生まれでした。そのうち、父がナスルーラ系とロイヤルチャージャー系以外の種牡馬。かつ、キャリア11戦以上の馬は［1-5-0-5/11］。勝率9.1％、複勝率54.5％。単勝回収率80％、複勝回収率124％。やや勝ち切れていないものの、複勝率は前項と同じでした。
◇該当馬＝ミッキーヌチバナ

（6）は前走上がりです。
前走、速い上がりをマークした馬が強い当レース。とりわけ、前走ダート戦に出走して上がり3位以内。かつ、そのときの馬番が偶数だった馬は［2-3-2-3/10］。勝率20.0％、複勝率70.0％。単勝回収率48％、複勝回収率113％と、凄まじい成績でした。
◇該当馬＝ヤマニンウルス、ラインオブソウル、ブレイクフォース

（7）は、前走時の馬体重の増減について。
近年のアンタレスSは、前走時、馬体重が4から9kg減っていた馬が強く、その時の斤量が55.5キロ以上だった馬は［2-1-3-4/10］。勝率20.0％、複勝率60.0％。単勝回収率57％、複勝回収率159％。素晴らしい成績を残していました。
◇該当馬＝ミッキーヌチバナ、ミッキーファイト、マリオロード

続いては（8）。前走場所。
前走、中京か小倉のレースに出走した馬の好走率が高いアンタレスS。そのうち、前走人気＞前走着順（前走3番人気1着など）、もしくは前走人気＝前走着順だった馬は［2-3-1-3/9］。勝率22.2％、複勝率66.7％。単勝回収率53％、複勝回収率183％と、これまた凄まじい成績でした。
◇該当馬＝ハギノアレグリアス

そして最後は（9）。前走4コーナーの位置取りです。
ダート戦らしく、前走先行した馬が強い当レース。中でも、前走4コーナーで3番手以内に位置していた馬が、今回58キロ以上の斤量を背負うと［2-1-2-2/7］。勝率28.6％、複勝率71.4％。単勝回収率81％、複勝回収率165％。なんと、複勝率は7割を超えていました。
◇該当馬＝サンデーファンデー

これら9つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎9ヤマニンウルス
○8ミッキーファイト
▲6マーブルロック
☆3ミッキーヌチバナ
△10ラインオブソウル
△11マリオロード
△1サンデーファンデー
△13ブレイクフォース

【馬単/マルチ】9⇔8,6,3,10,11,1,13（14点）
【ワイド】9＝8,6,3,10,11,1,13（7点）
【3連複/軸2頭】9＝8＝6,3,10,11,1,13（6点）

本命候補は、3項目に合致したミッキーファイトとヤマニンウルス。非常に迷うところですが、妙味を考えてヤマニンウルスを本命としました。

出走する度に衝撃的な走りを披露し、無敗街道を驀進してきたヤマニンウルスですが、ここにきて3連敗。ただ、名古屋大賞典は慣れない深い砂、小倉大賞典は初めての芝、コーラルSは距離不足と、敗因は明確です。
さらに、除外が続いて自身が力を発揮できるレースに出走が叶っていない点も敗因だと思いますが、今回は待望ともいえるJRAの競馬場でコーナーを4回まわるコース。名古屋大賞典で敗れたミッキーファイトはかなりの強敵ですが、ある意味、負けられない一戦ともいえます。

馬券は、ヤマニンウルスからの馬単マルチとワイドに、ミッキーファイトとの3連複軸2頭ながしを買います。

それでは土曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。