「厩（うまや）スポイラー」とは、トレセン、牧場、競馬場、外厩など、日々、競馬情報に聞き耳を立てている「ウマ屋」が仕入れたスポイラー＝馬券直結情報をお届けする「事情通集団」である。

■スポイラー：美浦取材班・K

中山10R　千葉日報杯
2枠4番　イモータルバード（A.シュタルケ騎手／美浦・栗田徹厩舎）
スポイラーレベル：A

2走前に逃げて3着とクラスに目処の立つ走りを見せたが、さらなる前進を期した前走で大きく着順を落としてしまった同馬。だが、そこには参考外に出来る理由があると美浦取材班・Kは語る。

「調教での感触が良かったから前走はそれまでのチークピーシーズをやめてブリンカーかけてみたんだよね、そしたら途中で競られたあたりでどうしても馬具を気にしちゃってたみたいで、逆効果になっちゃったね。気持ち次第の馬だから、それが余計に響いたよ」

と敗因を分析。続けて

「だから今回は外すってさ。気持ち次第ってことは気分良くさえ行ければ本当によく粘る馬だし、メンバー的にも他に行きたいのはライジンマルくらいだから恵まれてるよね。ダートで前に行く馬にしちゃ珍しく湿った馬場よりパサパサの方が好きなタイプで、週中は雨降ったけど、寒の戻りも終わって春の陽気も出てきた週末なら、願ったりの具合に乾くんじゃないかな。そうなるとかなりこの馬好みの条件が揃うね」

と、条件好転を強調。たしかに競馬において「初ブリンカーが失敗だった」ことは度外視できる要件。想定では伏兵評価のここ、押さえておいて損はない1頭だろう。

（厩スポイラー情報部）

なお、厩スポイラーのオフレコレベルは3段階。

「スポイラーレベル：SS」…物議を呼ぶ可能性のある情報でオフレコレベルMAX
「スポイラーレベル：S」…世に公開されていない裏話満載でオフレコレベル上
「スポイラーレベル：A」…馬券的中への重要参考情報でオフレコレベル中

他ではゼッタイ知り得ない現場からの「オフレコ話」を信じるか信じないかはアナタ次第……！