昨年は1着ジャスティンミラノが皐月賞を制し、2着ジャンタルマンタルがNHKマイルCを制覇。ジオグリフ、エフフォーリア、シャフリヤール、ドゥラメンテ……とどんだけGIホースを輩出するんだ、状態の出世レース。

今年はどうか。例年どおりなら、戦績や血統背景からネブラディスクが最右翼か。

でも、どうもまだ信頼を置けないのが、坂路中心の追い切り。まだ負荷をかけられない？　それに1週前にはユタカさんが乗って「活気十分！」と紙面に出てたけど、ど序盤けっこう馬が反抗してて操縦性に欠けていた。新馬もスタート後、鞍上に反抗していたし乗り難しそうだ。

リスグラシューの半弟でセレクト1億7000万円の高額馬、ユタカ×ユーイチコンビで金子オーナーの勝負服とくれば人気もしちゃうし、ここは逆らって△評価としたい。

本命は◎サトノカルナバル！

函館2歳Sを選択した理由を「遺伝子検査の結果を踏まえ」とした陣営だったが、ここに来て「距離は問題なし」。ただ、堀厩舎と言えば、サトノカルナバルと同じく「遺伝子型CC」とされたサリオスが皐月賞と日本ダービーで2着と、距離を持たせた実績がある。

同馬も遺伝子はそうかもだけど、スラリと伸びた長い脚とゆとりのある胴体はどう見ても中距離馬。これ、ひょっとして新馬と函館2歳Sはスピードの絶対値だけで勝っちゃった？

前走・BCジュベナイルターフは現地で体調を崩していたというウワサもあるし、距離の壁と決めつけるのは早計。一昨年から同斤量で出走できるここはチャンス。世代一番星の重賞ウイナーが力の違いを見せつける。

これにきさらぎ賞の結果でハイレベルが証明された東スポ杯2歳S組から○レッドキングリー、めちゃくちゃ追い切りが唸ってる▲リトルジャイアンツが当面のライバル。馬券はこの3頭を1列目に置く馬単がメイン。

2列目には調整過程もレースぶりもノーカンレベルにある☆マスカレードボール、穴に末脚確かな注カラマティアノス。前日オッズを眺めて3連単は売れているのでパス。馬単に加え、◎軸の3連複を買う。

印と買い目は以下のとおり。

■共同通信杯予想【印・買い目】

◎1 サトノカルナバル
○8 レッドキングリー
▲9 リトルジャイアンツ
☆2 マスカレードボール
注4 カラマティアノス
△5 ネブラディスク

【単勝】1（1点）
【馬単/フォーメ】1,8,9→1,8,9,2,4（12点）
【3連単/フォーメ】1＝8,9,2＝8,9,2,4,5（9点）