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１号「よくイノベーションって言葉を耳にするようになったけど、みんなイノベーションの正しい意味をはき違えているんだよね。」

オヤジ「なになに、今日はまた急に真面目な話だね。イノベーションってどういう意味なんだい？」

１号「イノベーションっていうと、何かを創造する的なイメージを浮かべるけどね、もともとは、物と力を結合する事だ、というんだよね。これね、シュンペーターっていうもう１００年以上前の経済学者が、イノベーションという概念の創始者って言われるんだけどね。たとえばね、工業製品の誕生は、その時点では凄いイノベーションだった訳だけど、これは原材料っていう物と、電力などの力を組み合わせたものだよね。」

オヤジ「なるほど、そういう見方か。つまり、物と力の上手な結合こそがイノベーションと呼ばれるものだってことね。ああ、なるほどね。」

１号「だからさ、よくイノベーションが必要だ、みたいな事を言う人がいるけど、ああいう人たちって、何か新しいモノを創造しなきゃって感じの文脈で言うでしょ。あれが違うんだよね。新しい結合を考えてみればいいんだよ。だから、クリエイティヴィティというよりも、物凄いパターンの検証が重要なのかもしれない。とすればだよ、ＡＩが得意な可能性もあるね。」

オヤジ「ああ、なるほど。ＡＩには、イノベーションは起こせないみたいな事を言う人もいるけど、それは逆で、むしろＡＩこそがイノベーションの達人かもしれないって事ね。あんた、相変わらず面白いね。」

１号「そう、だから、うちで開発中のＡＩ君に、イノベーションの無限のパターンを学習検討してもらおうかな、って思ってるんだよ。」

オヤジ「なるほど。それは興味深いね。じゃあ、明日の予想いくよ。私は、中京の２レース、２番のドラゴンで勝負するよ。マインドユアビスケッツ産駒で、今回のダート替わりは、間違いなく必勝パターンじゃないかね。調教の動きも物凄く良くなっていて、上積みも大きいね。単勝５万、馬連の２ー６に５万、三連複の２番６番二頭軸流しで、相手が、３，5，８、これに２万ずつ。これで買うよ。」

１号「なるほど。この仔は、走りそうだよね、オレも乗る。オレは、中山の２レース、１０番のレッドシュトラールで勝負するよ。初出走ということもあり、さほど人気しないと思うんだけど、調教の動きや時計をみる限り、相当な能力の持ち主じゃないかと思うね。単勝３万、枠連で、１ー５に３万、４ー５に２万、５ー７に２万、これで買うよ。」

オヤジ「アリスは、中京の３レース、５番のベルギューンの単勝２万、複勝８万だって。」

１号「え！この仔あんまり人気ないんじゃないの。面白いね、オレも乗る。」

ということで、厳寒の競馬、張る馬が、冬馬なら良いのだが、果たして？？