【12-8-3-30】馬券内率43%、単勝回収値164。

これは、今年12月の京都開催における芝外回りの先行馬成績だ。

10月から連続開催を迎える京都芝。見た目にもタフなその馬場ゆえ騎手は内側を避けて通り、馬場の真ん中-外がレースの主戦場。後方待機の追込馬が優勢と思いきや、全然そんなことはなかった。

【0-0-2-56】馬券内率3%、単勝回収値0。

上記の数字は後方待機を選択した追込馬の12月京都芝外回り成績。記憶に新しいところでは朝日杯FSのアルテヴェローチェがまったく伸びず、馬番1-4番が上位を独占した。つまり、そういう馬場だ。

ナムラクレア。
セリフォス。
ダノンマッキンリー。
オフトレイル。

上位人気が予想されるこれらの馬はいずれも差し-追込脚質。進路取り次第で1頭は馬券内に飛び込むかもしれないが、2頭以上が突っ込んでくるシーンは想像しづらい。狙うは前残り一択だ。

ここはウイングレイテストから入る。

ブリンカー着用で臨んだ昨年の京成杯AHを機に馬が覚醒。そこからルガル、サトノレーヴ、ソウルラッシュと国内外のGI好走馬を相手に僅差の戦いを演じている。今回は昨年の阪神C以来となる芝1400mだが、当時は600ｍ通過33秒1の激流を作りつつ勝ち馬と0秒3差。同型馬はアサカラキングがいるぐらいで、一歩目が遅い同馬に先んじでハナを奪うもよし、同馬を行かせて番手に控えるもよしだ。

右回りで馬番6番以内の成績は【3-2-0-2】。馬番フタ桁番が続いた近走から内めの枠を引き当てたアドバンテージも見逃せないだろう。大荒れ予想の阪神C、ウイングレイテストを波乱の使者に指名する。

相手本線にはウインマーベルを。

前走マイルCSは10番人気の低評価を覆す好走。この馬以外の上位馬は道中8番手以下だったが、4角2番手から粘った内容は強さを感じるものだ。芝1400ｍの成績【4-1-0-2】が示すとおりのスペシャリスト。6枠12番でも上手く立ち回れれば阪神と京都、異なる舞台での阪神C連覇も視界に入る。

マッドクールも侮れない。

今年の高松宮記念勝ち馬。同レース以降はフタ桁着順が続いているが、この中間はウッドで4F50秒0の自己ベストを叩き出しており、一変の雰囲気を漂わせている。サンプルこそ少ないが、1400ｍでは【1-0-1-0】。重馬場の高松宮記念勝利を見るよりタフな京都芝は歓迎と言えるし、変わり身を期待したい穴馬候補だ。

穴妙味を求めるならアサカラキング。

この馬で強調したいのは冬適性。12-2月は【3-1-0-1】掲示板外なしと大崩れがなく、そのなかには京都芝外回り1400ｍの逃げ切り勝ちも含まれる。控える競馬で凡走続きの近走内容から、ここは逃げる競馬が望ましいシチュエーション。すんなり先手を奪えれば一変が期待できる穴馬候補だ。

以下、週中から評価を上げた馬はいずれも内枠が理由。マイルCSで敢行したイン突きが今回は功を奏しそうなセリフォス、イン突きを得意とする鮫島克駿×内枠が不気味なソーダズリングを。

【京都11R　阪神C予想の印】
◎６ ウイングレイテスト
〇12 ウインマーベル
▲11 マッドクール
☆７ アサカラキング
△13 ダノンマッキンリー
△15 ママコチャ
△３ セリフォス
△１ ソーダズリング
△14 オフトレイル
△16 ナムラクレア

【単勝】6(1点)
【馬連】6＝12,11,7（3点）
【3連複/フォーメ】6＝12,11,7＝12,11,7,13,15,3,1,14,16(21点)
【3連単/フォーメ】6→12,11,7→12,11,7,13,15,3,1,14,16(24点)