競馬サロン
2024/12/02 17:00
【今週の重賞】[阪神JF]ブラウンラチェット1番人気濃厚も今年は混戦模様 レース史上初の外国馬も参戦
■阪神JF
12月8日(日)、京都競馬場で第76回・阪神JF(2歳牝馬、GI、馬齢、芝1600m)が行なわれる。今年は阪神競馬場が改修工事中なので、通常の阪神芝1600mではなく京都芝外回り1600mで施行される。
ブラウンラチェット(牝2、美浦・木村)は今もっともホットな血筋。半兄は内外のダートで大活躍しているフォーエバーヤング。兄の父はリアルスティールで本馬の父はキズナだから3/4同血の兄妹になる。父フランケルの半姉・モンファボリは芝短距離で3勝したので、さまざまなタイプがでる家系のよう。新馬勝ち後に当レースと相性のいいアルテミスSを優勝。ノーザンF天栄&C.ルメール騎手の黄金タッグで今年の最有力候補になるのは間違いない。
テリオスララ(牝2、美浦・田島)も走る血統。ふたつ上の半兄・セラフィックコールはみやこSとダイオライト記念でダート重賞2勝。ひとつ上の半兄・サンライズアースはすみれSに勝ち、ダービーでは4着に健闘した。本馬の父・シスキンは愛2000ギニーなどGI2勝。2021年に日本で種牡馬入りし、現2歳世代がファーストクロップになる。新馬2着後、未勝利と萩Sに連勝中。いずれも逃げての勝利で、本番も同じ戦法でいくのか注目が集まる。
ランフォーヴァウ(牝2、栗東・福永)はロードカナロア産駒。母・キネオダンサーはディープインパクト産駒で中央の芝で3勝した。2戦目の未勝利快勝後、出走頭数が少ないことを知り、予定を1週早めてデイリー杯2歳Sに出走。その機転が当たり、見事にタイトルを勝ち獲った。京都芝外回りの1600mを勝利しているのは本馬だけで、その点は大きなアドバンテージになりそうだ。
ダンツエラン(牝2、栗東・本田)も父がロードカナロア。母ミスチヴァスミスティは米国3勝馬で、本馬は日本での初産駒になる。新馬優勝後、りんどう賞3着を経てファンタジーSに出走。当日は差しが利かない不良馬場のなか、先行策から直線渋太く脚を伸ばして前の馬を捕らえて先頭ゴールイン。重賞制覇を果たした。前進気勢が強くファンタジーSでも折り合いに苦労していたようなので、今回1ハロン延長を克服できるかどうかがカギを握る。
今年はレース史上初めて外国馬が参戦。アメリカからメイディレディ(牝2、米・J.リー)がやってくる。父・タピットは日本ではフェブラリーS勝ち馬のテスタマッタを筆頭にダートで走る産駒が多いものの、牝馬のラビットランはローズSに優勝し、秋華賞でも4着に善戦している。母・ネモラリア(その父・モアザンレディ)は欧州の3歳牝馬マイル決定戦・コロネーションSで2着、BCジュベナイルフィリーズターフで3着に好走した。本馬はアメリカでデビューし、3連勝で芝1700mの2歳牝馬GII・ジェサミンSを制覇。BCジュベナイルフィリーズターフでは2着に好走した。父タピット×母父モアザンレディという配合はいかにもダート向きだが、本馬は芝で4戦3勝2着1回。1分34秒5という持ち時計は決して悪くない。実際日本の馬場が合うかどうかは未知だが、能力自体は十分通用するはずだ。
そのほかには、新潟2歳S2着のコートアリシアン(牝2、美浦・伊藤大)、アルテミスS2着のミストレス(牝2、栗東・矢作)と、抽選対象ながら3着のショウナンザナドゥ(牝2、栗東・松下)、札幌2歳S2着のアルマヴェローチェ(牝2、栗東・上村)、新馬とシンガポールターフクラブ賞を連勝したカワキタマナレア(牝2、栗東・杉山佳)なども出走を予定している。
【そのほかの重賞】
■カペラS
12月8日(日)、中山競馬場では第17回・カペラS(3歳上、GIII、別定、ダ1200m)が行なわれる。主な出走予定馬は、東京盃など交流重賞2勝、前走・JBCスプリントで2着好走のチカッパ(牡3、栗東・中竹)、昨年の優勝馬・テイエムトッキュウ(牡6、栗東・木原)、ながつきSでダートOP3勝目を挙げたサンライズアムール(牡5、栗東・小林真)、貴船Sを3馬身差で快勝しOP入りを果たしたインユアパレス(牡3、栗東・須貝)、東京スプリントとクラスターCで交流重賞2着2回のクロジシジョー(牡5、栗東・岡田)など。
■中日新聞杯
12月7日(土)、中京競馬場では第60回・中日新聞杯(3歳上、GIII、ハンデ、芝2000m)が行なわれる。主な出走予定馬は、弥生賞に勝ち、皐月賞では2着に好走したコスモキュランダ(牡3、美浦・加藤士)、新潟大賞典と七夕賞で2着、新潟記念で3着と、重賞制覇まであと一歩のところまで来ているキングズパレス(牡5、美浦・戸田)、ひさびさの芝戦・アンドロメダSを逃げ切ったデシエルト(牡5、栗東・安田)、白富士S1着、アンドロメダS2着で、まだ底を見せていないロードデルレイ(牡4、栗東・中内田)、猪苗代特別と魚沼Sを連勝しOP昇格した昨年の紫苑S3着馬・シランケド(牝4、栗東・牧浦)など。
(Text:Hattori)
この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)
この主宰者をお気に入りに登録しよう!
マイページから確認できます
新着記事
-
【重賞深掘りプロジェクト】プロモーター・ブッシー2025/01/11 20:10
深掘り隊重賞予想一時お引っ越しのお知らせ
皆様、平素は重賞深掘りプロジェクト、深掘り隊員コラムをご愛顧いただきありがとうございます! プロモーターのブッシーでございます! 改めまして、深掘り隊員の重賞予想コラムを毎...
-
- 固定記事
-
UMAJIN.net編集部2025/02/02 16:45
【2/2(日)的中一覧】1号&7号が根岸S3単3万1220円!府中予想は山田万馬券含む9本的中!【根岸S/シルクロードS2025予想】
◆【2/2(日)午後の提供レースPICK UP】予想コラムダイレクト一覧(月額メンバーシップ会員様限定) ◆【2/1(土)的中一覧】前週デビューの厩スポイラー、早くも馬券内突...
印買い目見解コラム -
-
UMAJIN.net編集部2025/02/02 11:00
【2/2(日)午後の提供レースPICK UP】予想コラムダイレクト一覧
様、おはようございます! UMAJIN.net編集部です! 2/2(日)『午後の提供レース』(各場6R以降)をPICK UPさせていただきます! ▽各予想の結果も随時更新...
その他 -
人気主宰者の「重賞」「自信の一鞍」など複数の予想を30日間定額で!
先着1,000名様限定!
30日間無料キャンペーン実施中
月額コースはコチラ
ただいま30日間
無料お試しキャンペーン実施中!
全コラムが見放題
月額コースはコチラ
この記事のみをご覧になりたい方はコチラ
単品購入(500pt)に進む本記事は単品購入限定となります