UMAJIN.net

競馬サロン

田原基成

2024/10/12 18:50

【秋華賞】京都の秋華賞なら四の五の言わず本命視 “ステレンボッシュ下げ”で8人気以下を本線抜擢/東京10R/東京11R

216


◆【最終リベンジャーズ・金子くん】自在力ある好調教◎で勝負【東京12R/3連複+3連単】/上位クラス馬と好勝負◎に期待【京都12R/馬単+3連単】

◆【随時更新中|10/13(日)的中速報】「2強か、あるいは…」スプリンターズS3単29万馬券のお祭り男7号はじめ、主宰者たちの結論は!?【秋華賞2024予想】

【秋華賞】

トリッキーな京都芝内回り2000mで施行される秋華賞。

歴史を紐解けばブゼンキャンドル?クロックワークの馬連9万馬券があり、単勝147倍のプロヴィナージュが3連単1000万馬券を演出したこともある。秋華賞=荒れるレース。その印象は色濃い。

ただ、それも今は昔。

2012年以降の京都開催・秋華賞の勝ち馬はすべて4番人気以内。その内訳をみると10頭中6頭が春の牝馬クラシック勝ち馬、非該当馬が制した年は桜花賞orオークス馬のいずれかが不在だった。春の勢力図が大きく書き換えられることはないと断言できるだろう。

桜花賞馬・ステレンボッシュ。
オークス馬・チェルヴィニア。

どこまでいっても勝ち馬候補はこの2頭だ。

あえて結論を急ぐ、本命はチェルヴィニア。

冒頭でトリッキーな内回りコースと記したが、秋華賞がその影響を受けて大波乱となったのは近年まれ。オークス上位組、もっと言えばオークス勝ち馬の天下にある点は見逃せない。

2012年以降の京都開催・秋華賞におけるオークス上がり最速勝ち馬は【6-0-0-0】。名だたる三冠馬のみならず、メイショウマンボやミッキークイーンといった前哨戦惜敗組も本番できっちり巻き返した。これが秋華賞の正体だと私は思っている。

そのオークスだが、勝ち時計2分24秒0は翌週の日本ダービーより速い。Cコース替わりのダービーウィークは高速馬場化する傾向にあるが、馬場差をものともせず走破時計で上回った事実は素直に評価したほうが良い。かつて秋華賞を制したジェンティルドンナ、リバティアイランドも“ダービー超え”をはたした馬たちだ。

この中間はウッドで6F79秒台の自己ベスト更新。調教後馬体重プラス16キロを見るより、輸送を考慮した仕上げにもかかわらず楽に時計が出ているは好材料だ。栗東滞在で惨敗を喫した桜花賞の結果から、直前輸送の形を選択と二度同じ轍は踏まない陣営の用意周到さも見逃せない。

【2-2-2-3】
【1-1-1-22】

上が京都芝2000m重賞のハービンジャー産駒成績、下が東京芝2400m重賞のハービンジャー産駒成績だ。ブラストワンピースにディアドラ、ペルシアンナイトにナミュールといった同産駒のGI馬が灯せなかった「1」の数字を勝ち馬の項目に刻んだチェルヴィニア。京都なら四の五の言わずに本命を打つ。

二冠達成へ。チェルヴィニアの本命に迷いはない。

相手本線に抜擢するのはタガノエルピーダ。

秋初戦の前走ローズSは4着。オークスの結果と合わせて底が見えたのでは……と思ってしまうところだが、当時は道悪かつ左回りの影響もあったのだろう。右回りの良馬場芝は【2-0-1-0】馬券外なし。唯一の敗戦は牡馬相手の朝日杯FSで、ジャンタルマンタルと0秒2差なら評価は下がらない。忘れな草賞と同じ小回りコース、2歳時と同じ坂路中心に切り替えた中間の調教パターンも功を奏しそうな穴馬候補だ。

ステレンボッシュはこの位置。

阪神JF、桜花賞、オークスと牝馬GI全レースで連対を確保。この路線における安定株で、近年は春の勢力図が変わりにくい秋華賞のレース性質から今回も大崩れは考えにくい。ただ、気になるのは中間の追い切り。お世辞にも絶好調と言える動きには映っておらず、使われるたびに減り続ける馬体重も成長力への疑問を生じさせるものとなる。実績と能力から対抗以上が妥当なところを3番手に落としたという感覚だ。

さらにはミアネーロ。

上がり3F33秒0の脚で勝ち馬とタイム差なしに迫った前走紫苑S。馬券内3戦すべて中山芝という舞台巧者ぶりを改めて示すレースだった。当時もフラワーCもそうだったが、道中はインで脚を溜めて馬群を縫うように抜け出すのがこの馬のスタイル。2枠2番なら得意の形が叶いそう。

【京都11R 秋華賞予想の印】
◎5 チェルヴィニア
〇4 タガノエルピーダ
▲14 ステレンボッシュ
☆2 ミアネーロ
△13 クリスマスパレード
△3 クイーンズウォーク
△11 ランスオブクイーン

【単勝】5(1点)
【馬連】5=4,14,2(3点)
【3連複/軸1頭】5=4,14,2,13,3,11(15点)
【3連単/フォーメ】5→4,14,2→4,14,2,13,3,11(15点)


【自信の一鞍 東京10R テレビ静岡賞】

当舞台で連勝中のエストレヤデベレンは馬場不問のタイプ。とりわけ強さが際立つのが良馬場施行時で、その馬場においては【2-0-0-0】といまだ負け知らずだ。

前走負かした2、3着馬はいずれもその後2勝クラスを突破。昇級戦を苦にする可能性は低く、2走前は前残りを差す競馬、前走は差し決着を番手押し切りと着差以上の強さがあり、ここも通過点になるだろう。

相手には同じ3歳馬かつダート1400mで【2-1-2-0】のナスティウェザー、2走前に当舞台の現級連対歴があるロードフォンス、関東圏で要注意の菅原×森秀行厩舎に該当するエコロアレスを。ここは点数を絞って勝負。

【東京10R テレビ静岡賞予想の印】
◎6 エストレヤデベレン
〇15 ナスティウェザー
▲7 ロードフォンス
☆11 エコロアレス

【単勝】6(1点)
【馬連】6=15,7,11(3点)
【ワイド】6=15,7,11(3点)


【太鼓判 東京11R オクトーバーS】

当舞台で2勝2着1回と好走が目立つマイネルケレリウス。前走ケフェウスSは4着も中団から上がり3F3位、前残り決着を思えば悪くない内容だ。

ひと叩きして迎える今回はM.デムーロが騎乗。マイネル×ラフィアンはマイネルファンロンやマイネルウィルトス、ユーバーレーベンなど上級クラスで配当妙味を演出するコンビだ。1分57秒8の持ち時計がある舞台替わりで前進必至と見た。

相手本線には前走七夕賞がハイペースに巻き込まれてしまったボーンディスウェイ、久々でも素質上位のドゥラドーレス、再度のブリンカー着用が不気味な東京巧者・レインフロムヘヴンをピックアップ。

【東京11R オクトーバーS予想の印】
◎3 マイネルケレリウス
〇6 ボーンディスウェイ
▲16 ドゥラドーレス
☆1 レインフロムヘヴン
△5 グランディア
△2 テーオーソラネル
△14 ラヴェル
△7 アドマイヤハダル

【3連複/フォーメ】3=6,16,1=6,16,1,5,2,14,7(15点)

▽その他主宰者の予想コラム
◆【WINDEXマイスター/秋華賞2024予想】馬券内率67.0%の「総合点1位×基礎能力値◯pt以上」にステレンボッシュは該当せず 力をつけてきた実績馬に◎

◆【覆面トラックマン/秋華賞2024予想】「オンとオフの切り替えが上手で操縦性の高さは特筆もの」

◆【渡辺壮/秋華賞2024予想】「枠の並び的にも競馬はしやすいはず」&栗東トレセン発追い切り予想、追い切り特注馬!

◆【最終リベンジャーズ・金子くん】自在力ある好調教◎で勝負【東京12R/3連複+3連単】/上位クラス馬と好勝負◎に期待【京都12R/馬単+3連単】

◆【随時更新中|10/13(日)的中速報】「2強か、あるいは…」スプリンターズS3単29万馬券のお祭り男7号はじめ、主宰者たちの結論は!?【秋華賞2024予想】

田原基成のプロフィールはこちら
関連コラム「2強では「6.0.0.0」該当馬にデータの軍配 前走馬券外の“穴候補”も要警戒 秋華賞2024全15頭診断」
関連コラム「ブレイディヴェーグに生じる“ローテの不安” 穴妙味は特定条件で4勝挙げる2頭 府中牝馬ステークス2024全15頭診断」

この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)

エール0

この主宰者をお気に入りに登録しよう!
マイページから確認できます

お気に入り登録
競馬サロン TOP

人気主宰者の「重賞」「自信の一鞍」など複数の予想を30日間定額で!

月額コースはコチラ

ただいま30日間
無料お試しキャンペーン実施中!

全コラムが見放題
月額コースはコチラ

月額コース購入に進む

この記事のみをご覧になりたい方はコチラ

単品購入(500pt)に進む

本記事は単品購入限定となります

PAGE TOP