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田原基成

2024/07/27 18:55

【アイビスSD】本命◎は「3.1.0.0」条件で鉄板級 相手は想定10人気以下抜擢から“2000倍”視野に/クイーンS/札幌6R/新潟6R

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【アイビスSD】

外ラチいっぱいを駆け抜けたカルストンライトオ、旋回壁のある個性派ハクサンムーン、前年覇者・ライオンボスを完封したジョーカナチャン。直線競馬と聞くと、スピードの絶対能力がモノを言う舞台と想像するかもしれない。

しかし、アイビスSDにおいて忘れてはいけないキーワードがある。

「1.0秒」

この数字は過去10年のラップを分割した際、ラスト2F→1Fにかけての落差を示したものだ。まるで中山の急坂を思わせる落ち込みぶり。スピードに任せて駆け抜ける直線競馬のイメージにはそぐわない。

ラスト1Fで時計がかかる理由はふたつ。

まずはコース形態。新潟の直線競馬はスタートしてすぐ緩やかな上り坂が待ち受けている。その坂を下ると、残り400m付近からゴールまでは平坦。上り→下り→平坦と細かいアップダウンを繰り返すのが特徴だ。

もうひとつは“外枠が圧倒的有利”であること。

冒頭で挙げたカルストンライトオが典型だが、内めの枠を引いた馬は一目散に外ラチを目指す。斜めに横切るコース取りは非効率にも見えるが、テンに速い馬であればそれが可能。必然的にペースは上がり、終いを要する流れが生み出される。

そこで重要となるのが、類似コースでの好走歴だ。

新潟芝1000m実績はあって当然。マスト条件をクリアしたうえで、プラスアルファとなる要素があるかどうか。本レース攻略のポイントはその要素を見極めることにあると私は思う。

私が注目したのは中山1200m。スタート後すぐに下り坂を迎え、直線には急坂が。ダート1000mや1150mといった舞台にも同様の傾向が見られる。オールアットワンス、シンシティ、ライオンボス。いずれも中山1200mまたはダート短距離での勝利実績があった歴代好走馬だ。

以上を踏まえ、ここはチェイスザドリームから入る。

初めての芝レースとなった前走韋駄天S。単勝1番人気はいささか過大評価にも思えたが、終わってみればスピードと直線競馬への適性を存分に発揮した見事な勝ちっぷりだった。当舞台で有利とされる外めの枠もプラスに働いたのだろう。

さらに強調したいのが、減速ラップでのパフォーマンス。中山ダート1200mの重賞・カペラSのラスト3Fは11秒3-11秒8-12秒7。安達太良Sも同じような消耗戦だったが苦しいところからひと踏ん張りできる粘り腰を発揮した。これは直線競馬を戦ううえで大きな武器となる。

夏競馬は【3-1-0-0】。
直線競馬は1戦1勝。
前走と同じ馬番13番。

アイビスSDで求められる適性を満たすチェイスザドリーム。本命の印に迷いはない。

相手本線にはディヴィナシオンを。

この馬で注目したいのは2走前。初の直線競馬だったが、上がり3F最速の脚で5着と健闘した。決してスムーズとはいえない進路取りでの結果だけに価値は高く、絶好の外枠でうまく馬群を捌ければアタマまであってもおかしくない。

穴っぽいところではグレイトゲイナー。

先行粘り込みのスタイルに転じた昨年秋以降、5戦中3戦で連対。そのうち馬券外に敗れた2戦も勝ち馬とは0秒6差と決して大崩れしたわけではない。オールアットワンス、フィドゥーシア、ネロなど中山芝1200mのオープンクラス好走馬と相性が良いアイビスSD。バテそうでバテない粘り腰は魅力で、想定される人気ほどの差はないと見る。

マイヨアポアも侮れない。

前走韋駄天Sは約7カ月ぶりの実戦。6着に終わったものの、今までにない先行策で勝ち馬と0秒4差なら及第点を与えられる。夏競馬の成績は【2-2-0-1】掲示板外なし。昨年8月には新潟直線競馬の稲妻Sを制した典型的な夏馬で、当時の勝ち時計54秒7は同年のアイビスSDを0秒2上回っていた。得意の季節替わりで上位進出に期待。

【新潟7R アイビスSD予想の印】
◎13 チェイスザドリーム
〇16 ディヴィナシオン
▲9 グレイトゲイナー
☆8 マイヨアポア
△4 ジャスパークローネ
△14 デュアリスト
△12 ウイングレイテスト
△15 モズメイメイ

【単勝】13(1点)
【馬連】13=16,9,8(3点)
【3連複/軸1頭】13=16,9,8,4,14,12,15(21点)
【3連単/フォーメ】13→16,9,8→16,9,8,4,14,12,15(18点)


【クイーンS】

「1/39」

これは2014年の芝1800m戦において、4勝以上を挙げた39頭のうち国内GIを制した馬の数だ。オープンクラスの馬がズラリと名を連ねているにもかかわらず、GIとの連動性は皆無に等しい。芝1800mの特殊性がうかがえるデータと言えよう。

記憶に新しいところで、先週の中京記念は戦前に芝1800mを4勝のアルナシームが5番人気1着。同馬に迫ったエピファニーもまた当距離5勝のスペシャリストだった。芝1800m攻略への糸口がだんだんと見えてきたようだ。

狙うべきは距離巧者。

上位人気勢を差し置き、ここはコンクシェルに白羽の矢を立てる。

芝1800mの成績【4-0-0-1】が示すとおりの距離巧者。そのうち2勝は今回と同じ夏競馬で、距離・季節適性という本レース好走パターンの2つを持ち合わせている点は心強い。

前走ヴィクトリアマイルは1000m通過56秒8の超ハイペース逃げで参考外。自分のリズムでストレスなく運ぶことができれば渋太く、自身より内に速い馬が少ない枠の並びから1コーナーを迎えるまでに決着を付けられるはず。巻き返しの準備は万端だ。

相手本線にはドゥアイズを。

低評価に甘んじた前走ヴィクトリアマイルは4着と大健闘。これまで積み重ねてきた実績を思えば妥当な結果かもしれないが、あわや馬券内のレース運びは素直に称えるべきだろう。非GIレースでは【2-4-0-1】掲示板外なし。札幌2歳Sなど馬券外なしの札幌芝1800m替わりでもあり、上位に据えるには不足のない1頭と言える。

スタニングローズも見限れない1頭。

戦列復帰をはたした春競馬は2戦ともに掲示板外。ナミュールやスターズオンアースと好勝負を演じていた3歳時の姿と比較すると、どうしても一段階落ちる感は否めない。ただ、今回は重賞勝ちのある芝1800m替わり。自身より外に競り掛ける馬がいない点もプラス材料だ。

ヴィクトリアマイル組からはもう1頭、モリアーナ。

今年は2200mから1600mまで幅広い距離を使われるローテーション。なかなか適距離が見つからない印象も、個人的にもっとも衝撃を受けたのは札幌芝1800mのコスモス賞でファイナルアンサーだ。のちのGI3着馬ドゥアイズを4角先頭で完封した当時の内容は圧巻の一言。過去10年のクイーンSにおける前走GIで上がり3F3位以内の馬の成績【3-0-0-0】も含め、警戒したい。

【札幌11R クイーンS予想の印】
◎6 コンクシェル
〇13 ドゥアイズ
▲9 スタニングローズ
☆14 モリアーナ
注7 アルジーヌ
△8 ウインピクシス
△12 コガネノソラ
△2 ウンブライル

【単勝】6(1点)
【馬連】6=13,9,14,7(4点)
【3連複/軸1頭】6=13,9,14,7,8,12,2(21点)
【3連単/フォーメ】6→13,9,14,7→13,9,14,7,8,12,2(24点)


【自信の一鞍 札幌6R 3歳上1勝クラス】

日曜札幌ダートは脚抜きの良いダートが濃厚。この条件で評価を上げるべき道悪巧者・持ち時計上位馬に食指が動く。

本命はポワンキュルミナン。昨年8月、不良馬場の札幌ダート1700mを1分44秒7で制した馬だ。その後は馬券内から遠ざかるレースが続いたものの、夏競馬に合わせて状態を上げてきた印象。自分のタイミングで進出できる外枠も歓迎で、前進は必至と見る。

相手にはこちらも道悪ダートでの好走歴があるベイビールビオ、一気の距離延長で追走が楽になりそうなマンダリンボレロを。ここは相手を絞って勝負。

【札幌6R 3歳上1勝クラス予想の印】
◎11 ポワンキュルミナン
〇12 ベイビールビオ
▲10 マンダリンボレロ

【単勝】11(1点)
【馬連】11=12,10(2点)
【ワイド】11=12,10(2点)


【新潟6R 佐渡S】

昇級後は苦しい競馬が続くオメガキャプテン。頭打ちとも捉えられる成績だが、夏の新潟は昨年1勝クラスを制した得意条件だ。開幕週の内枠なら選択する戦法は先行一択。もともとは前に行ける馬でもあり、枠+季節替わりでの浮上に期待する。

高速馬場傾向が顕著だった土曜新潟芝の傾向から、相手本線には当距離の持ち時計上位馬を中心にピックアップ。ここは波乱含みの一戦だ。

【新潟6R 佐渡S予想の印】
◎5 オメガキャプテン
〇17 プリモカリーナ
▲3 カナテープ
☆4 ベガリス
△1 レガトゥス
△11 マルディランダ
△16 イティネラートル
△10 シロン
△7 エピプランセス

【3連複/フォーメ】5=17,3,4=17,3,4,1,11,16,10,7(18点)

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