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お正月のオヤジさんの店は、アリスちゃんが帰ってきて、とても華やかになった。
競馬初日は、みんなご機嫌で、オヤジさんも、腕をふるってご馳走が並ぶ。

１号「こりゃ、凄いね。アワビにフカヒレ、伊勢海老か、これ。あれ？何か嫌な予感がしてきたぞ。」

オヤジ「ご名答！天才馬券師の１号さんのゴチで、ぱーっといこうと思ってね。」

１号「ちょっとちょっと、全員的中してるじゃないの。」

アリス「私が、１５万買って、２７万の払い戻しね。１２万勝った。お父さんは、１０万買って、７万の払い戻しで、３万の負け。１号さんは、１０万買って、４９万７千円の払い戻しだから、約４０万円の儲け。ってことだから、アワビやフカヒレは、１号さんのゴチってことになるでしょ。」

１号「凄いな、この父娘。」

アリス「私が言ったように、賭け金を１０万じゃなくて、１００万円にしとけば、約４００万勝ったのにね。ケチっちゃだめよ。」

１号「そうね、自信があるときは、もっとガツンと行かないとな。でもね、京都金杯は、馬券が炸裂して、こっちは、１００万くらい勝ったよ。」

アリス「え？そうなの？じゃあ、もっとシャンパンとか沢山買えばよかった。」

オヤジ「１号さんは、金杯たしか去年もダブルで的中してただろ。私も今日は１号さんに丸乗りして、儲かったよ。」

アリス「えーお父さん、ずるい、聞いてないよ、私。」

オヤジ「おまえ、午後出かけるっていうから、競馬やらないのかと思ったよ。」

アリス「自信あるなら、教えてよ、１号さん。」

１号「いや、そんなでもなかったけど、ズバリ当たったね。」

オヤジ「まあまあ、みんなで、金杯で乾杯！だね。気持ち良いね。」

一同「かんぱーい！！」

１号「でもさ、オレからみたら、アリスちゃんが、いきなり単複当てた事が凄いと思うけどな。やはり、只者ではないよ。君は才能あるかも。」

アリス「そうですか。じゃあ、明日も当てちゃいますよ。」

オヤジ「よし、じゃあ、予想の方いこう。私はね、中山２レース、１４番のアムールドパリの単勝４万、馬連で、１０ー１４に３万、１１ー１４に２万、１４ー１５に１万。これで買うよ。アムールドパリの新馬戦は、不利がありながらも、激走して２着。しかも、１分５４秒８という時計は、相当に速いね。同じ日の牝馬限定未勝利戦より、１秒２も速いタイムだったね。新馬戦でこの時計で走れているなら、いつ勝ってもおかしくないと思うね。マインドユアビスケッツ産駒で、母系も筋が通ってるしね。」

アリス「あ、この仔、私も単勝だけ買いたいから、乗ります。単勝５万。私は、次の中山３レース、９番のダノンマカルーの単勝１０万買うわ。ドゥラメンテ産駒だし、母のデックドアウトは、アメリカンオークスに勝ってるのよね。G１勝っている母にドゥラメンテがパパ、走らないはずないって感じ。」

１号「おお！これは、堅く決まりそうだな。じゃあ、オレは、中山の１レース。１３番のフジゴウキャクの単勝３万、馬連で、８ー１３を３万、９ー１３を１万、１２ー１３を１万、枠連の７ー８を２万。これで買うよ。フジゴウキャクは、美浦のウッドの時計と動きが良くて、先行して凌ぎ切れると思うね。
サンデーサイレンスの３×３が良い方にでてるパターンかな。」

ということで、２０２４年の初日、炸裂させた３人、明日もガツンと勝負だ！