「阪神11R　チャレンジC」予想

◎４番ボッケリーニ
ラブリーデイの全弟で奥手のタイプ。７歳馬といっても元気アリアリで更に進化し続けている。６月の宝塚記念ではＧＩ馬が揃う中、ペースの緩急に対応しきれなかったが、勝ったイクイノックスから０．５秒差の七着と踏ん張っていることでもよく分かる。

前走の京都大賞典では直線で一旦先頭に立つもフワッとしたところを差し返されて負けはしたが、機動力としぶとさは光っていた。

開幕週で速い時計の決着になった時に、持ち時計のある方ではないので一抹の不安は残るものの、GII戦・GIII戦では大崩れなく走っている脚力は大きな魅力だ。


〇１３番テーオーシリウス
前走の福島記念は逃げを主張する馬が揃う中で強引に先手を奪うも、スンナリ自分のペースに持ち込むことはできず惨敗。大きなダメージはなく、レース後の回復には手間取らず、直前の稽古は終い重点だったが、ゴール前で軽く気合いつけられての反応は確かで仕上がりは上々。

ここは前々で競馬をしたい馬が少ないので自分のリズムで競馬を進められそうだし、開幕週の馬場も味方に付けてしぶとさを存分に発揮してくれることだろう。


▲６番ガイアフォース
天皇賞はジャックドールの逃げを番手で進み、四角手前で早めにゴーサインを出して直線で早めに先頭に立つ自分の競馬。イクイノックスには並ぶ間もなくアッサリ交わされたが、一秒差の五着は立派。

稽古は相変わらずフワフワとした走りで素晴らしいとは言い難いけど、馬体のメリハリはシッカリとしていて雰囲気は◎。ローテーションはキツめだが、天皇賞でメイチの走りをした疲れは癒えていて良い状態は維持できている。

切れる脚はないが、イイ脚を長く使えて時計勝負になっても対応できるタフさも兼ね備えているので首位圏内。


△１番・１０番・９番・１２番


[３連単軸一頭マルチ]
軸　４番
相手１３番・６番・１番・１０番・９番・１２番



「中山11R　ステイヤーズS」予想

◎１１番テーオーロイヤル
昨年のダイヤモンドＳを条件戦を三連勝した勢いそのままアッサリと勝ち“ステイヤー界の新星現る”と思わせた馬。

その後は天皇賞（春）でもアワヤのシーンを演じて見せ三着とその力を示してくれたが、ひと息入れたあとは体調面が優れなかったこともあり、チグハグな競馬続き。

高速馬場で瞬発力比べで上がり勝負になったジャパンカップを使ったのが裏目に出て、一年近くの休養を余儀なくされ、復帰戦のアルゼンチン共和国杯は見せ場は作れたが、終いの踏ん張りが効かず惨敗。

一年ぶりの競馬を叩いてガラリ一変とまではいかないが、三週続けてウッドコースにてチャンピオンズカップに出走予定のメイショウハリオと意欲的な併せ馬を消化して、ようやくこの馬らしいバランスの良い走りに近づいてきた。

となれば、スタミナ勝負は願ってもないところで、ここに入ればステイヤー適正値は高く勝ち負けになる。


〇１番キングズレイン
器用さがなく、八回もコーナーを回るこの競走条件がベストではないが、最終追い切りで手綱をとり背中を確かめているビュイック騎手なら、道中巧く導きロスのない競馬をしてくれるハズだ。

大跳びで瞬発力比べでは分が悪いが、追われてからのしぶとさは特筆もの。前半はユッタリと進んで自分のリズムを崩さずに流れに乗っていければ。直前の動きは力強く満点で具合は良く、上位争いに加われると見た。


▲２番ワープスピード
Ｇレース初挑戦になるが、距離を延長されて鮮やかな勝ちっぷりを収めた前走の古都Ｓ、前崩れの展開で追い込み馬の台頭が目立った中で好位からシッカリと脚を伸ばして後続を振り切った。前々走の六社Ｓではスタート直後に躓いて後ろからの競馬になったが、終いはキッチリと脚を伸ばし成長は窺える。

姉には菊花賞で三着したディヴァインラヴがいて血統的に裏付けもあり、前々で競馬ができる機動力も備えていている。好枠を引き当て状態の良さと合わせて狙ってみたい一頭だ。


△５番・４番・７番・１０番

[３連単軸一頭マルチ]
軸　１１番
相手１番・２番・５番・４番・７番・１０番