土曜のダービー卿CTはもう少し弾けて欲しかったんだけど、堅い決着に終わってしまったね。
とはいえたまにこういう感じで「荒れそうな匂いのするハンデ重賞」とかでは、投網作戦的な馬券でデカい配当を狙って行こうかななんて思ってるけど、今回は的中こそ残したけど「大漁」とまでは行かなかったけど、チャレンジは続けようと思うよ。

それと、自信の1鞍で指名していた「エールレヴリー」だけど、発馬で後手踏んじまったことで、開き直って競馬を教えてた感じだったかな。
ただ、ポテンシャルはある馬だし、昨日も書いたけど俺は普通に競馬が出来るようになれば「2勝クラスは卒業できる」と見立ててるので、この一戦で「グン」とよくなってくれることを期待したいね。

今回の10着が最高の煙幕になってくれて次も人気にはならないだろうから、追い切りは要チェックだよ。
昨日も書いたけど、この馬を未勝利で終わらすような武英厩舎ではないと思ってるから、次なのか、次の次なのか、「その時」を逃さぬように、マイホースに登録しておくといいと思うよ！

ということで大阪杯！

正直迷ったよ。
色々な視点から入れるレースだし、どの馬も一長一短あるからね。
そんな中で最終結論の決め手にしたのは「ジャックドールの作る流れにどこまで対応できるか否か」という視点で考えるべきかなと思ったわけだ。

まず、ジャックドール&武豊。
豊さんは硬軟織り交ぜた逃げが打てるというか、溜め逃げも打てるし、外連味の無い逃げも打てる。
こういうベテランが逃げを打つという意味じゃ、レースを完全にコントロールされると思っているので、最初は「◎ジャックドールもありか？」と思ったんだけど、こういった流れにすげー向いていると思ってるのが、この馬。

◎2マリアエレーナ！

先ず小倉記念の時計とLAPが正に今回大阪杯でイメージしているLAPに近いんだよね。

ジャックドールの作る流れだけど、逃げた金鯱賞と白富士Sの1000通過が「59.4と59.3」というペース。
札幌記念も59.5とめちゃくちゃ速い流れでは無くてそこから後半のロンスパに繋げる逃げで、「白富士S後半1000ｍ＝58.0」「金鯱賞後半1000ｍ＝57.9」という感じでペースを上げて勝ってきた馬だよね。

それが去年は58.8というペースで絡まれつつ、得意の後半戦に持っていけなかった。

で今年は恐らく単騎で行けるんじゃないかと目されていて、更に前走の香港では発馬で失敗してるし、武豊としてもここはゲートだけは何としてでも決めたいと思ってるはず。でしかも、ここ最近抑える競馬でこの馬の爆発力が出てないと考えれば、前半58秒台で入るという離した逃げを打つことも考えられる。

そんな中で、そのくらいのLAPが大好物なのがマリアエレーナ。
天皇賞秋では大きな不利を喰らってるにもかかわらずジャックドールと0.4差しか負けてないし、あの不利が無くてスムーズに回れていたら、パンサラッサの離れた番手で回って、ジャックドールよりも前で入線できた可能性すらあるのかなと。

で、愛知杯の3着は内の荒れた個所を通っての3着で負けて強しだし、前走はこんなつまり方するか？というくらい松山が下手に乗った。
考えるレースをしなくちゃいけない時に「浜中」だと信用しにくいけど、「やることは決まっている」という枠を引けたのなら、あとは発馬に注意するだけでしょ。
そしてひたすらインの埒沿いで坦々とジャックドールを射程に入れながら追走して、4コーナーで吹かしながらジャックドールに並びかけに行くだけ。
騎手としては、それほど難しい作業ではないと思うだけに、前走の松山みたいに「温いポジション取り」をするんじゃなくて、ノースブリッジの岩田やヴェルトライゼンデの川田の厳しいポジション取りに億す事無く、しっかりラチ沿いの番手を取り切って欲しい。

前走だってせめてアラタのポジションをとれていれば突き抜けててもおかしくなかっただろうし、そこを譲ってしまうような温い乗り方したからあんなことになったわけで、つまりは、「発馬と1コーナーまでの入り」をしっかり制すことが出来れば、十二分に「頭もある」と思ってる。

血統背景的にも「クロフネの牝馬」つまりは、ヴァイスリージェント系の「スピードの持続力」を引き出しやすいメンバーだし、現状の阪神の馬場もなんだかんだで「内前」が残ってる馬場。

ツキが無い中でもそれほど大きく負けてないわけで、今回はその鬱憤をしっかり果たしてくれるんじゃないかね！

結論

◎2マリアエレーナ
〇9ジャックドール
▲14ヒシイグアス
☆11スターズオンアース
☆8ラーグルフ
注6ヴェルトライゼンデ
注1ジェラルディーナ
△4ノースブリッジ
△7マテンロウレオ

対抗〇はジャックドール。
マイペースで行けた時のしぶとさはやはり評価しなくちゃいけないし、札幌記念で世界のパンサラッサにも勝ってるという点は見逃せないよね。
追い切りもしっかり追われて、レース当日にはさらに良くなりそうな雰囲気だったからこれを対抗に据える。

▲はヒシイグアス。
元々香港を狙いつつこちらに路線変更してきたわけで、想定はしていたらしいけど、とはいえローテの変更があったことは事実。
ただ、前走は強い勝ち方だったし、なによりも宝塚記念で「600通過33.9/1000通過57.6」の前傾LAPを前目で運んで、更に残り1000ｍから11秒台に入るようなLAPをしっかり追走して最後まで脚を伸ばしたってのは、そもそものポテンシャルが相当高い馬だよね。
今回も同じ阪神だし、引っ張ってくれる馬もいるとなれば、この馬にも出番はあるだろうなと。
ただ、枠が外過ぎたか？ということで、この印。


☆の1頭目はスターズオンアース。
馬体も成長して、追い切りの動きも申し分なかった。
ただ軽かったとはいえ「繋靭帯炎」を発症したわけだよね。
状況によっては屈腱炎とならぶ最悪の疾患だよね。
それが出たあとの数か月は「相当大事に乗られていた」ハズで、追い切りでの動きはもちろんこのレベルの馬ならよく見せるだろうし、去年の段階から「秋から4歳にかけてもっと良くなるんじゃないか」と書かせてもらっていたけど、その通り馬体の成長は著しい。あとは「中身」ということだよね。スローからのよーいドンなら、ここのメンバーでも牝馬の切れ味を活かしたレースが出来ると思うんだけど、ジャックドールのいるそれなりに速い流れということになると、心肺機能が持つのか？という点に一抹の不安が有ったので、☆までとした。

☆の2頭目にはラーグルフ。
正直、前走の脚にもびっくりしたけど、ここ3戦は本当に驚かされている馬。
前が速くなる中で、最後まで脚を伸ばした3勝クラスの勝ち方も凄かったし、前走の脚もかなりのもの。
これもジャックドールLAPに引き上げられる一頭じゃないかなとね。

注の1頭目はヴェルトライゼンデ。
個人的にはドリジャニ産駒のヴェルトライゼンデには頑張ってほしいんだけど、ここまでの実績をみると勝ち切るとするならスロー寄りのレースの方が良いのかなと。

注の2頭目はジェラルディーナ。
この馬の狙いは宝塚記念なんじゃないかなと思ってたりする。
馬場が荒れてくるレースの方が良さそうだし、ここはあくまでたたきの様な気がしているので力はあるけど注まで。
ここでミライに慣れさせて、本番の宝塚でどう乗るかを試してくるんじゃないか？という気がするって事。

△勢は基本内枠から。
発馬と直線に向くまでのポジション取りを考えると、ポジション一つで食い込める力量がある馬。


買い方
【単勝】2（1点）
【馬連】2＝9.14.11.8.6.1（6点）
【3複】2.9＝14.11.8.6.1.4.7（7点）
【3単】2→9.14.11.8→9.14.11.8.6.1.4.7（28点）
【3単】9.14.11.8→2→9.14.11.8.6.1.4.7（28点）
【3単】9.14.11.8→9.14.11.8.6.1→2（20点）

3複は2頭軸で絞って、3単は広めて買う。

大阪杯は以上！

続いて自信の1鞍。
ここ最近、自信の1鞍で狙いが外れてるケースが多いから、ちと思考をリセットした。
真っすぐ素直に「強い馬が強いレースが出来るレースを選ぶ」という考え方ね。

なので即結果を出したい。

狙うはこのレース。

■阪神5R
◎12バースクライ
どうしてこういうじゃじゃ馬を俺は好きになっちまうんだろうな。
チューリップ賞では終始引っ掛かりまくって最後も外に出して回って来ただけのレース。
それでもこの馬の能力を陣営も買ってるんだろう、距離を短くさせずにここでルメールを配して来た。
追い切りも4Fから終いを伸ばす追い切りで明らかにテンションを上げずに切れ味を磨くという稽古。
ポテンシャルはこのメンバーでも上位だけに、あとはルメールに期待しての◎。
デキ落ちはないし、あとはテンションと折り合い。

◎12バースクライ
〇6アルナージェイン
▲11マラキナイア
☆7タイキバルドル
注8サンライズフォルス
△10サンライズピース
△3スマラグドス
△1ルクスドヌーヴ

買い方
【単勝】12（1点）
【馬連】12＝6.11.7.8.10.3.1（7点）
【3複】12＝6.11.7＝6.11.7.8.10.3.1（15点）
【3単】12→6.11.7.8→6.11.7.8.10.3.1（24点）

日曜日はこの2本で勝負！

最後に小銭で遊べる穴の注目馬を2頭。

■阪神3R
穴4フェローチェ
緒戦のダートは砂をかぶって進まなかったけど、この頭数で先行馬も少ないとくれば、前に行ける可能性がある。
出来ればもっと外枠が良かっただろうけど、ポンっと出れれば減量活かして前々からなだれ込んでこられるかも。
こういう馬だけにブリンカーも良さそうだしね。

■阪神10R
穴2ケデシュ
前走は変な感じのレースになっちまって全く力を出していないケデシュ。
1人気だった馬がここまで人気を落とすなら、狙ってみたくなる。

ということで、日曜日は以上！
ぼちぼち、2023年のGI勝利をもぎ取りたい！