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【今週の重賞】[桜花賞]レシステンシア 文句なしの実力NO.1

■4月12日、阪神競馬場で牝馬クラシック第1戦桜花賞(GI、芝1600m)が行われる。

レシステンシア(牝3、栗東・松下)は、父がレーヌミノル、メジャーエンブレムらを送り出したダイワメジャー。母はアルゼンチンで芝11Fの古馬牝馬GI勝っており、先々の活躍も十分考えられる申し分のない血統背景だ。スピードの持続力を武器に7Fの新馬戦、ファンタジーSを制すると、勢いそのままにマイルの阪神JFを鮮やかに逃げ切って勝利。2着に5馬身差をつけてのレコード勝ちで、文句なしの世代NO.1実力馬と言っていいだろう。前走・チューリップ賞も逃げの手に持ち込んだが、ここではよもやの3着。鞍上が意識的にペースを落とす形に持ち込んだ分、後続の脚が残っており切れ負けしたと見るべきか。この敗北を糧に本番では阪神JF同様、いわゆる“後続に脚を使わせる競馬”となりそう。スピードが活きるいまの馬場を利して、まずは1冠を獲りにいく。3月27日の坂路追いが中間の初時計だったが、ここで自己ベストとなる4F51秒7をマーク。気配面は一気に上昇だ。

マルターズディオサ(牝3、美浦・手塚)は、阪神JFでレシステンシアに5馬身差2着だったが、前走のチューリップ賞で競り合い制してV。GIで完敗を喫した相手に一矢報いた格好だ。未勝利、1勝クラスではスタートの不安を感じさせたが、ここ2戦は改善。そうなると持ち前の自在性と勝負根性をしっかり活かせるようになり、それが好結果に繋がっているということだろう。今回も追い比べの形に持ち込み、ここまで2年続いている“関東馬の桜花賞V”を今年も成し遂げたい。中間は栗東に滞在し、万全を期している。1週楽をさせたが速い時計を出すのを再開してからは活気十分の姿を披露。先週はCWで7馬身先に行く相手を楽に追い詰め併入、6F80秒フラットと全体時計も秀逸な稽古をこなした。これだけ動ければ問題ない。好調維持。

リアアメリア(牝3、栗東・中内田)は、新馬戦圧勝、大幅馬体増にスローで折り合いを欠いたアルテミスSも直線だけの競馬で勝ち切った。そこで破った2着馬サンクテュエールは後にシンザン記念Vだし、母はBCジュヴェナイルFの覇者という血統背景からも世代最上級の器なのは疑いようがない。それを考えると1人気に推された阪神JFの6着敗退があまりにも不可解だが、序盤からまったく気持ちが乗らないままでレース後まったく息が乱れていなかったことを考えれば、力うんぬんの敗北ではなかった。そこから4カ月間立て直しにあて、帰厩後の動きは迫力満点。復権の走りに期待できそうな雰囲気にある。

クラヴァシュドール(牝3、栗東・中内田)は、デビュー2戦目のサウジアラビアRCでレコード駆けしたサリオスに0秒2差2着。その後阪神JFでは3着、チューリップ賞でハナ差2着と勝ち切れないもどかしさはあるものの、抜群の競馬センスを武器に安定して力を出している。体形、血統背景から距離はもっとあったほうがいい感もあるが、ここでも当然上位争いがあっていい。先週はコースでの3頭併せで他2頭を手応えで圧倒してみせた。着実に良化。

ほか、牡馬相手のシンザン記念を制したサンクテュエール(牝3、美浦・藤沢和)、非凡な勝負根性と瞬発力でフィリーズRを制したエーポス(牝3、栗東・北出)、クイーンCの覇者ミヤマザクラ(牝3、栗東・藤原英)らも桜女王の座をを狙う。

(Text:Nishimura)

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