おしらせ
【今週の重賞】[マイラーズC]マイル王インディチャンプ 負けられない一戦[フローラS]良血スカイグルーヴ 樫切符獲得目前[福島牝馬S]エスポワール 初重賞制覇へ
■4月26日、京都競馬場でマイラーズC(GII、芝1600m)が行われる。
インディチャンプ(牡5、栗東・音無)は、昨年の安田記念とマイルCSを制した春秋マイル王。前走・中山記念は4着に敗れたが、海外帰りからの休み明け初戦で、距離は若干長い1800mだった。相手関係も相当強かったことを考えれば情状酌量の余地はある。今回は1回使われているし、舞台は昨年のマイルCSと同じ。相手関係もずいぶんと楽になることを考えれば、負けられない一戦だろう。2週前に単走で好時計、先週は終い重点の併せ馬でオープン馬を楽にアオった。申し分のない気配にある。
フィアーノロマーノ(牡6、栗東・高野)は、オープン昇級初戦だった昨年のダービー卿CTで好時計勝ち。春秋のマイルGIはいずれも凡走に終わったが、安田記念は不得手な左回りだったし、マイルCSは半年弱ぶりで調整にやや手間取ったか本調子になかったようだ。その後阪神Cで2着、阪急杯で勝ち馬に0秒1差の3位入線(繰り上がり2着)と復調気配にある。右回りで高速馬場が向くタイプ。開幕週の京都ならマイルCS時よりいい走りがあって不思議はない。調教では若干ズブさを見せているが、状態面というより年齢的なものだろう。負荷、量ともには順調にこなせており悪くない状態だ。
ほか、シンザン記念や前走・洛陽Sなど京都マイルで3戦3勝のヴァルディゼール(牡4、栗東・渡辺)、昨年の毎日杯勝ちがあるランスオブプラーナ(牡4、栗東・本田)、久々に芝へ戻ってくるワイドファラオ(牡4、栗東・角居)らが上位進出を争う。
■4月26日、東京競馬場で2着馬までに出走権が与えられるオークストライアル・フローラS(GII、芝2000m)が行われる。
スカイグルーヴ(牝3、美浦・木村)は、曾祖母エアグルーヴ、祖母アドマイヤグルーヴという日本を代表する名家の令嬢だ。東京芝2000mの新馬戦では好時計で圧勝し、2戦目には牡馬も相手の京成杯を選択した。スローのなか抜群の折り合いを見せ、直線では堂々抜け出し押し切る勢い。クリスタルブラックに強襲されて半馬身差2着に終わったが、追い比べる形だったらもっと際どかったはずだ。素質は桜花賞組にも見劣らないものがありそう。今回は新馬戦で圧勝したコース。樫切符獲得は目前と言える。じっくり間隔を取った効果で落ち着き、体の張りともグンと向上。先週は同期の実力馬オーソリティと併せられ互角以上の動きを見せた。久々の不安はまったく感じられない。
ほか、前走のフラワーCで2着だったレッドルレーヴ(牝3、美浦・藤沢和)、東京芝2000mの特別戦勝ちがあるホウオウピースフル(牝3、美浦・大竹)、ウインマーレライの半妹で中山芝2000mの特別戦を勝ったウインマリリン(牝3、美浦・手塚)らもオークス出走権を狙う。
■4月25日、福島競馬場で福島牝馬S(GIII、芝1800m)が行われる。
エスポワール(牝4、栗東・角居)は青葉賞勝ち、日本ダービーでは1番人気に推されたアドミラブルの半妹。ここまで9戦して、馬券圏外に終わったのは昨年の秋華賞だけ(9着)という安定した走りを見せている。立ち回りと一瞬の切れに長けたタイプで、小回りは大歓迎。前走・中山牝馬Sは降雪で、かなり走りにくいコンディションだったはずだが渋太く脚を使って3着に入れたあたりも地力プラス小回り適性の高さゆえだろう。条件がちょうどいい今回、重賞初制覇のチャンスと言える。タフな前走を使われたあとだが、調整は入念。ダメージはそこまで深くなかったようだ。先週の併せ馬ではいい気合いを見せて先着しており、気配は確実に上昇している。
ほか、昨年このレースを制すなど実績十分のデンコウアンジュ(牝7、栗東・荒川)、前走の中山牝馬Sを制したフェアリーポルカ(牝4、栗東・西村)、中山牝馬Sで2着だったリュヌルージュ(牝5、栗東・斉藤崇)、復活を期す実力馬サラキア(牝5、栗東・池添学)らにも注目だ。
(Text:Nishimura)
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