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【今週の重賞】[安田記念]最強女王vs春秋マイル王 勝つのはどっちだ?[鳴尾記念]オークス馬ラヴズオンリーユー 変わり身見せたい

■6月7日、東京競馬場で安田記念(GI、芝1600m)が行われる。

最強女王アーモンドアイ(牝5、美浦・国枝)は、昨年暮れの有馬記念で自身初の大敗。そこからドバイ開催中止のカラ輸送を挟み、決して順風満帆での臨戦とは言えなかった前走・ヴィクトリアマイルだったが、無理なく好位に取り付くと、直線ではほぼ馬なりで抜け出し後続に4馬身の圧勝を収めてみせた。女王復活。その後反動はなく、陣営は即座に安田記念参戦を表明している。昨年はスタート後の不利があり3着に泣いたこのレース。リベンジを果たし、史上最多となるGI8勝を狙う。先週の木曜日に中間の初時計、そして31日日曜日に終いを伸ばしたがまったく重苦しさは感じられず、リラックスした雰囲気が目に付いた。前走が楽勝だった分、余力がしっかり残っているようだ。

インディチャンプ(牡5、栗東・音無)は、昨年の安田記念がGI初挑戦。ここで抜群の自在性を見せ、最後はアエロリット、アーモンドアイとの接戦を凌いで勝利を収めた。秋は毎日王冠3着をステップに、マイルCSで完勝。池添騎手への急遽乗り替わりだったが、癖のなさ、操縦性の高さという持ち味をしっかり発揮した好内容だった。これで春秋のマイルGI制覇となり、昨年のJRA賞最優秀短距離馬に選出されている。今期は中山記念4着から、マイラーズCでは1頭だけ重い斤量を背負いながら横綱相撲で勝利。順調に気配を上げている。GI2勝馬としての貫禄を十分にまとい、昨年に続いての最強女王撃破となるか。前走時の攻めではまだ鈍さを感じさせていたが、この中間は反応面がグンと良化。気配上昇ぶりは著しい。

ダノンプレミアム(牡5、栗東・中内田)は、2017年の朝日杯FSウイナー。3歳シーズンは脚元不安で力を出し切れなかったが、昨年は金鯱賞&マイラーズC快勝、天皇賞・秋2着、マイルCSで2着と中距離路線で一線級の走りを続けた。ただし昨年の安田記念はスタート直後にアーモンドアイ以上の不利を被り、まったくレースにならずの凡走。1年越しにその悔しさを晴らすチャンスだ。今期始動戦は豪州の2000mGIで3着だったが、初の海外遠征かつ、走りにくい道悪だったことを考えれば悪くない結果だったと言える。帰国検疫を経ており栗東での本数は少ないが、先週木曜日に絶好の動きを披露。海外帰りとは思えない好状態にある。今週しっかり動ければ、力をフルに出してきそう。

ほか、昨年のNHKマイルCなどマイルGIを3勝しているアドマイヤマーズ(牡4、栗東・友道)、昨年の桜花賞馬グランアレグリア(牝4、美浦・藤沢和)、共同通信杯や毎日王冠を勝つなど東京での強さが光るダノンキングリー(牡4、美浦・萩原)、ヴィクトリアマイルを昨年制し今年は3着だったノームコア(牝5、美浦・萩原)も春のマイル王を狙う。

■6月6日、阪神競馬場で鳴尾記念(GIII、芝2000m)が行われる。

ラヴズオンリーユー(牝4、栗東・矢作)は、昨年無敗の4連勝でオークスを制した実力馬。前走ヴィクトリアマイルは1秒2差の7着に終わってしまったが、カラ輸送に終わったドバイ遠征の影響か本調子になく、マイル戦での高速決着も久々を考えれば明らかに不向き。情状酌量の余地は十分だ。東京遠征からの中2週とやや慌しく、中間の時計も出していないが距離は今回ぐらいがいちばん走りやすいはず。斤量は1キロ減で相手関係はずいぶんと楽になる。ここは変わってきていいだろう。

ほか、重賞2回目の挑戦で前進したいレッドガラン(牡5、栗東・安田隆)、7カ月半ぶりの復帰戦となる昨年の菊花賞2着馬サトノルークス(牡4、栗東・池江)、2018年のチャレンジC勝ちがあり昨年の大阪杯では0秒2差5着とこのコースとの相性がいいエアウィンザー(牡6、栗東・角居)らも上位進出を狙う。

(Text:Nishimura)

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