おしらせ
【今週の重賞】[ユニコーンS]目指せダート王 カフェファラオvsデュードヴァン [函館SS]ダイアトニック 力量抜けている
■6月21日、東京競馬場でユニコーンS(GIII、ダ1600m)が行われる。
カフェファラオ(牡3、美浦・堀)は、新馬戦で10馬身差圧勝を収めた。そこから中9週で臨んだヒヤシンスSでは冬毛が目立ち、仕上がりはいまひとつ。ゲートもモサッと出てしまい二の脚もつかずで、後方からの競馬になってしまったが結局脚力の違いで他馬を圧倒し、2着に1馬身1/4差のVとなった。新馬戦で千切られての2着だったバーナードループがその後3連勝で交流重賞・兵庫CSを制しており、ヒヤシンスSの2着は朝日杯FS4着、青竜Sで3着のタガノビューティーなのだから、カフェファラオの大器ぶりが際立つところだ。4カ月ぶりとなるが、これは予定通り。ここもなんなく通過点としてしまって、なんら不思議はない。2週前は評判の2歳馬ノックオンウッドを問題にせず、先週はしっかり負荷を掛けられ稽古駆けする馬と互角以上の動きを見せた。久々を感じさせない、好仕上がり。
デュードヴァン(牡3、美浦・加藤征)は、新馬戦、1勝クラス特別と東京ダートマイルで2連勝。3戦目の芝重賞アーリントンCは大敗に終わったが、ダートに戻ってきた青竜Sでは道中気を抜く若さを見せ、直線では挟まれ気味とスムーズさを欠きながら勝利を収めた。これでダートではいまだ無敗の3戦3勝。その3勝いずれもが東京1600m戦でのものだけに、ここも当然勝ち負けになっていい。中間はの速い時計は先週の1本のみと中4週を考えるとやや心もとないが、前走時にある程度仕上がっていたし強い負荷も必要ないタイプで、そこまで懸念視しなくても良さそうだ。その先週の動きは申し分なかったし、好調維持だろう。
ほか、いずれも7F戦ながら新馬戦→1勝クラスと東京で無傷圧勝2連勝のレッチェバロック(牝3、美浦・藤沢和)、BCジュヴェナイルで5着、サウジダービー勝利と海外で実力を発揮してきたフルフラット(牡3、栗東・森)、ヒヤシンスSで2着、青竜Sで3着とこの条件で安定して走れているタガノビューティー(牡3、栗東・西園)、端午Sを豪快な末脚から快勝し東京コースが合いそうなサトノラファール(牡3、栗東・中竹)らも上位進出を目論む。
■6月21日、函館競馬場で函館SS(GIII、芝1200m)が行われる。
ダイアトニック(牡5、栗東・安田隆)は、昨年秋のスワンSで重賞初勝利。その後マイルCSこそ崩れたが、京都金杯2着、阪急杯2位入線(3着へ降着)、そして初のスプリント挑戦だった高松宮記念では大きな不利を被りながら3着に入ってみせた。今回のメンバー構成に入れば力で抜けている印象。その分斤量も58キロを背負うあたりがどうかだが、恥ずかしい競馬はできないところだ。3カ月ぶりになるが、ここからの始動を念頭に調整は順調に来ている。2週前に栗東坂路で好タイムをマーク、函館での初時計だった14日日曜日のウッドコース追いでは時計こそ平凡ながら素軽い動きを見せた。今週のひと追いで走れる態勢は整ってくるだろう。
ほか、北九州短距離Sを勝ち、前走・高松宮記念ではメンバー最速の末脚から5着に食い込んだシヴァージ(牡5、栗東・野中)、オープン昇級後2着、3着と差のない競馬ができているエイティーンガール(牝4、栗東・飯田祐)、昨年11月の京阪杯勝ち以来7カ月ぶりの復帰戦に臨むライトオンキュー(牡5、栗東・昆)、準オープンを勝ち上がりこれが昇級初戦となる良血馬スイープセレリタス(牝4、美浦・藤沢和)らも上位進出を狙う。
(Text:Nishimura)
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