おしらせ
【今週の新馬戦・注目馬】ダノンファンタジーの半妹パタゴニアが日曜阪神でデビュー!
■6月27日の東京競馬場第5R・メイクデビュー東京(新馬、芝1800m)で、カイトゲニー(牝2、美浦・和田雄)が初陣を迎える。父はこの2歳世代がセカンドクロップとなるカレンブラックヒル、半兄に地方所属のまま東スポ杯2着、京成杯勝ちという走りを見せたプレイアンドリアル。ここまで馬なりオンリーの仕上げだが、仕上がりに手が掛からないタイプのようで素軽い動きを見せている。今週はウッドコースで先行する相手を外から悠々抜き去った。いい状態で初戦に臨めそうだ。鞍上は藤田菜騎手。
▽【カイトゲニー】
父カレンブラックヒル
母シルクヴィーナス
母父ティンバーカントリー
ほか、6月27日の新馬戦・注目馬
■6月27日、阪神競馬場第5R・メイクデビュー阪神(新馬、芝1200m)
アルーリングギフト(牡2、栗東・藤岡)は小倉2歳SにファンタジーSと、2歳時に重賞を2勝したアルーリングボイスの仔。半姉アンヴァルも3連勝で福島2歳Sを制しており、早くからの活躍を意識できる血統だ。父がオルフェーヴルとあって気性面に難しいところを見せるものの、丈夫かつ前向きで順調に稽古を消化できている。今週はコース追いで3歳馬と激しい追い比べ。わずかに遅れての入線だったが、このひと追いで態勢は整ったようだ。鞍上はC.ルメール騎手が務める。
▽【アルーリングギフト】
父オルフェーヴル
母アルーリングボイス
母父フレンチデピュティ
■6月27日、函館競馬場第5R・メイクデビュー函館(新馬、芝1200m)
フォドラ(牝2、栗東・牧浦)が、亀田騎手のエスコートでデビューを果たす。父はロードカナロア。母は中央4勝、叔母にクーデグレイス(中央4勝、秋華賞4着など)、いとこにラブリーデイ(天皇賞・秋など重賞6勝)がいるという血統背景の持ち主だ。華奢だがその分仕上げに手が掛からなかったようで栗東、そして移動してきた函館と素軽い動きを連発。先週は同期の新馬を問題にせず、今週は年長馬を楽に追い詰めた。申し分のない仕上がり。
▽【フォドラ】
父ロードカナロア
母セイングレンド
母父バブルガムフェロー
■6月27日、函館競馬場第6R・メイクデビュー函館(新馬、ダ1000m)
サブロンカズマ(牡2、栗東・安田隆)の曾祖母は名牝スカーレットインクでダイワメジャー、ダイワスカーレット兄妹やヴァーミリアンなどその家系にはあまたの活躍馬の名が連なる。近年積極的な購買が目立つ雅苑興業(冠名=カズマ、カズ)が、2018年セレクトセール当歳セッションで5600万円(税抜き)で競り落とした馬だ。追われてフワッとするあたりはまだ若さを感じさせるが、ゲートの速さとスピードの乗りにはいいものがありそう。ダート1000m戦はちょうどいい舞台設定か。鞍上は藤岡佑騎手。
▽【サブロンカズマ】
父キンシャサノキセキ
母クリムゾンブーケ
母父クロフネ
■6月28日の阪神競馬場第5R・メイクデビュー阪神(新馬、芝1800m)では、青葉賞など重賞2勝アドマイヤメインのおいテンバガー(牡2、栗東・藤岡)が、C.ルメール騎手を背にデビューを迎える。
祖母はクイーンS勝ちのプロモーション、近親に天皇賞・春勝ちのアドマイヤジュピタがいる良血だ。6月初旬に栗東へ再入厩すると土曜の阪神5Rでデビューを迎えるアルーリングギフトと併せ馬を5本こなし、17日には栗東坂路で4F52秒1-1F12秒7(一杯)の好時計を記録。今週は栗東CWで古馬2勝と併せ馬を行い、2歳馬としては出色の時計をマークと攻めで動けている。態勢は万全だ。
同レースでは、阪神JF勝ちダノンファンタジーの半妹パタゴニア(牝2、栗東・池添学)も、D.レーン騎手とコンビを結成し初陣を迎える。今週の栗東ウッドでは併せた古馬2勝クラスにクビ差遅れてしまったが、外厩先も含めて乗り込みは入念に行われており、上々の態勢でデビューできそうだ。
▽【テンバガー】
父モーリス
母トップセラー
母父スペシャルウィーク
▽【パタゴニア】
父キズナ
母ライフフォーセール
母父Not For Sale
ほか、6月28日の新馬戦・注目馬
■6月28日、東京競馬場第5R・メイクデビュー東京(新馬、芝1600m)
東京新聞杯、フローラSなど重賞2着2回シャドウディーヴァの半弟ディアマンテール(牡2、美浦・国枝)が、三浦騎手を背にデビューを迎える。母は米重賞で2勝を挙げたダイヤモンドディーバ。入厩後はウッド中心の攻めが施され、17日は美浦ウッドで5F65秒8-1F12秒7(馬なり)と上々の時計を記録している。今週は既走馬にあっさり先着と稽古の動きが光る一頭だ。
▽【ディアマンテール】
父ドゥラメンテ
母ダイヤモンドディーバ
母父Dansili
■6月28日、東京競馬場第6R・メイクデビュー東京(新馬、ダ1400m)
英オークスなどGI3勝を挙げたイントレピディティのひ孫に当たるミエノムガール(牡2、美浦・国枝)が、木幡巧騎手を背にデビューを迎える。入厩後は前述のディアマンテールと互角の動きを併せ馬で披露。こちらは乗りこまれるごとに動きが素軽くなってきた印象を受けた。
▽【ミエノムガール】
父トゥザワールド
母ムガール
母父Silver Hawk
■6月28日、函館競馬場第5R・メイクデビュー函館(新馬、芝1200m)
北九州記念勝ちコスモフォーチュンの仔ウイングリュック(牡2、栗東・宮)が、横山武騎手とのコンビでデビューを迎える。牧場から直接函館に入厩し、ここまでウッド、芝コースで5本の時計を消化。追われるごとに終いの反応が俊敏になってきた印象だ。
▽【ウイングリュック】
父ロージズインメイ
母コスモフォーチュン
母父マイネルラヴ
(Text:Ito/Nishimura)
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