おしらせ
【今週の重賞】[アイビスSD]“千直の申し子”ライオンボス 別定戦なら負けられない
■7月26日、新潟競馬場でJRA唯一となる直線コースでの重賞アイビスSD(GIII、芝1000m)が行われる。
ライオンボス(牡5、美浦・和田郎)は、昨年5月の邁進特別が初千直戦。ここで5馬身差Vを果たすと、格上挑戦の形だった韋駄天Sで快勝、そして昨年のこのレースと3連勝を飾った。もともといいスピードを誇っていたが、邁進特別から装着したチークピーシズの効果は絶大。一気に“千直の申し子”としての適性が花開いた。昨年秋のルミエールADではレジーナフォルテにクビ差敗北と不覚を取ったが、ハンデ戦で勝たれた馬から見て4.5キロ重い斤量を課せられていた。情状酌量の余地十分だ。半年弱の休養を挟み、始動戦の春雷S(8着)をステップに韋駄天Sで快勝。このレースもハンデ戦だったが、軽量組に先着を許さず磐石の態勢と言える。別定戦の今回は負けられない一戦だろう。ここまでの動きは地味だが、もともと稽古では良く見せないタイプ。先週のコース追いで準オープン馬をアオれており、ほぼ万全の状態に仕上がりつつある。
ナランフレグ(牡4、美浦・宗像)は、昨年夏の1勝クラス・閃光特別で快勝。その後コーナーのある競馬で着実に力をつけ、今年2月にはシルクロードSでクビ+クビ差の3着と重賞で勝ち負けするところまできた。前走の韋駄天Sは5着に終わっているが、久々の直線レースだったし前々につけた外枠組が残るなか、4枠8番と有利とは言えないゲートからスタートし、後方から31秒6というとんでもない脚で食い込んできたもの。もう少し前で流れに乗れれば、ライオンボスを逆転するシーンがあっていい。2カ月ぶりとすれば稽古本数がやや寂しい感もあるが、動きは素軽く体もすっきり。牧場で入念に調整されてきたようだ。今週ある程度速い時計を出せれば、走れる態勢となってきそう。
ほか、2018年にこのレースでワンツーフィニッシュの実績があり、ここへ来ての復調気配著しい森田厩舎のダイメイプリンセス(牝7、栗東・森田)とラブカンプー(牝5、栗東・森田)、前走・韋駄天Sでライオンボスにアタマ差食い下がっての2着だったジョーカナチャン(牝5、栗東・松下)、韋駄天Sは9着と案外だったが昨年このレースで2枠3番から2着に入った実績は侮れないカッパツハッチ(牝5、美浦・矢野)らも上位進出を目指す。
(Text:Nishimura)
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