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【地方競馬】明日9日、大井競馬場で重賞・フジノウェーブ記念 4歳世代のスプリント王・プライルードに注目

大井短距離重賞で2勝のプライルード。重賞3勝目なるか。

3月9日、大井競馬場で重賞・フジノウェーブ記念(SIII、ダ1400m)が開催される。地方所属馬として初めてJBC競走を制したフジノウェーブの名を冠する当レースはTCK唯一となる1400mの重賞として施行されている。今年も4月の東京スプリントを目指す有力馬が集結した。1着賞金は1300万円。枠順、発走時刻は以下の通り。1着馬には東京スプリントへの優先出走権が付与される。

(3月9日9時58分追記 フジノウェーブ記念に出走予定だった6番マムティキングは疾病のため当日競走除外)

■大井11R フジノウェーブ記念(SIII、ダ1400m) 16時35分発走

1枠1番 アヴァンティスト (牡7、大井・藤田輝) 森泰斗

2枠2番 グットクレンジング(牡4、大井・堀千)  岡村健
2枠3番 ギシギシ     (牡5、大井・栗田裕) 矢野貴

3枠4番 デュードヴァン  (牡6、大井・坂井英) 山崎誠
3枠5番 オンザロックス  (牡10、大井・高橋清)藤田凌

4枠6番 マムティキング  -競走除外-
4枠7番 アポロビビ    (牡7、浦和・小久保) 笹川翼

5枠8番 ブンロート    (牡6、船橋・矢野義) 的場文
5枠9番 ティアラフォーカス(牡4、大井・宗形竹) 和田譲

6枠10番 ワールドリング  (牡5、船橋・張田京) 張田昂
6枠11番 ルーチェドーロ  (牡5、川崎・池田孝) 御神本

7枠12番 ギャルダル    (牡5、船橋・川島一) 澤田龍
7枠13番 クルセイズスピリツ(牡8、大井・荒井朋) 西啓

8枠14番 ソッサスブレイ  (セ9、大井・朝倉実) 瀬川将
8枠15番 プライルード   (牡4、大井・藤田輝) 本田正

プライルード(牡4、大井・藤田輝)は優駿スプリント、アフター5スター賞と1200mの重賞を2勝の実績。一方、距離の融通も利くタイプで、2歳時には兵庫ジュニアGP(ダ1400m)、全日本2歳優駿(ダ1600m)といったダートグレード競走でそれぞれ3着の実績を残している。前走のJBCスプリントは8着に敗れたが、初の盛岡コースが影響した面もあったか。4歳世代のスプリント王が仕切り直しの今年初戦に臨む。

ギシギシ(牡5、大井・栗田裕)は昨年の東京スプリント3着馬。シャマル、リュウノユキナといったJRAの実力馬を相手に大接戦を演じ、一躍短距離路線の有力馬へと名乗りを上げた。その後は習志野きらっとスプリントを人気に応えて快勝。初の重賞タイトルを手に入れた。今回は初めての1400mへの対応がポイントになるが、地力で面倒を見てしまう可能性も十分だ。

ルーチェドーロ(牡5、川崎・池田孝)は連覇を目指しての参戦。その昨年のレースは2番手追走から2着馬に3馬身差をつける快勝だった。中央所属時の成績からもベストの距離はこの1400m。特にノビノビ走れる広いコースが向いている印象だ。ここ2戦は不本意な結果に終わっているが、得意の舞台で巻き返したい。

ティアラフォーカス(牡4、大井・宗形竹)は前走の船橋記念で重賞初勝利。1000mの重賞を制したとあって、距離が不安視されるところではあるが、スピードに任せての先行押し切りではなく、中団からの差し切り勝ちだったあたり、距離延長でかえって良さが出る可能性も。実際に4走前に1400mでの勝ち鞍がある。相手は強くなるが、レースセンスの良さを武器にここでも好走を狙う。

ギャルダル(牡5、船橋・川島一)は一昨年の東京ダービー2着馬で昨年12月以降再び成績安定。大師OP、多摩川OPでは元中央OP馬のデュードヴァンを退けていて、やはり重賞級の力がある。左回りのマイルがベストも大井ダ1400mは3走前にこなせていて悪くない条件だ。今回の鞍上は船橋の澤田龍哉騎手。鞍上にとっては約9年ぶりの重賞制覇を狙う鞍となる。

(Text:Inoue)

【第14回 フジノウェーブ記念(SIII)】の調教追い切り動画 TCK 東京シティ競馬【公式】より


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