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【今週の重賞】[弥生賞]シュヴァルグランの半弟グランヴィノスなど良血馬が集結

3月5日、中山競馬場で第60回・弥生賞ディープインパクト記念(GII、芝2000m)が開催される。

グランヴィノス(牡3、栗東・友道)は、兄姉に2017年ジャパンC勝ち馬のシュヴァルグランやヴィクトリアマイル連覇のヴィルシーナ、2016年秋華賞馬のヴィブロスがいる超良血馬。阪神で行われた新馬戦では、中位から少しずつポジションを上げて追走し、勝負どころも折り合いながら運んで直線を向くとあっさり突き抜け楽勝した。1馬身半差の2、3着馬も次走勝ち上がっておりメンバーレベルも高く、期待にたがわぬ能力のたかさをみせた。しかし続く京都2歳Sでは1番人気に支持されるも、スタート直後に馬込みで力んでしまいリズムを崩したのか6着敗退。きちんと折り合えていればもっと着順は上だったと思われるが、外を回りながら0秒5差まで詰めてきたのは地力のある証拠で、この相手でも通用の余地は十分にあるだろう。

トップナイフ(牡3、栗東・昆)は半兄にステラウインド(中央6勝、七夕賞2着など)。 キャリア3戦目の未勝利戦は逃げ切り勝ち、5戦目の萩Sではスローペースの中2番手から抜け出して勝利、そして6戦目の京都2歳Sでは中位の馬込みに入れて脚を溜めると、4角で不利があったものの、立て直し最内から脚を伸ばしてグリューネグリーンに肉薄しての2着と好走した。続く前走、GIのホープフルSではハナを主張し、ゴール寸前まで粘りに粘って勝ちに等しいハナ差2着。実績は最上位だし、様々なペースや戦法を経験し脚質に自在性があるのも魅力的だ。前走と同じ中山芝2000m戦で待望の重賞Vを果たし、クラシック戦線の主役に名乗りを挙げるか。

グリューネグリーン(牡3、美浦・相沢)も注目の1頭。祖母がオークスを制覇したウメノファイバー、半兄はGII2勝のヴェルデグリーンだ。東京の新馬戦で3着後、2戦目の未勝利戦ではハイペースを2番手から押し切って好時計で快勝。そして2走前の京都2歳Sでは逃げの手に出て、トップナイフの追随をアタマ差凌いで勝利を収めた。前走のホープフルSは11着に敗れているものの、これは出遅れにくわえ1角で不利があるなど先行力を活かした自分の競馬ができなかったことが敗因。スムーズな競馬ができれば当然巻き返しに期待できるはずだ。

未勝利戦に勝利し、重賞へ駒を進めてきたレヴォルタード(牡3、美浦・手塚)もこのメンバーでどこまで通用するのか楽しみな1頭。母はフラワーCや中山牝馬Sなど重賞3勝のバウンスシャッセ、叔母にはターコイズS勝ちなど重賞3勝のコントラチェックなどがいる。新馬戦は序盤で頭を上げるなど、やや掛かり気味だったこともあり2着に敗れたが、3着馬には8馬身もの差をつけており、ポテンシャルは優秀と言えそう。続く未勝利でも力みが目立ったが、3馬身差の圧勝を決めた。中山は初となるが、近親の勝ち鞍を見ても血統的には合いそうで、一気にメンバーレベルは上がるが勝ち切ってしまっても驚かない。

この他にも、共同通信杯4着から巻き返しを図るタスティエーラ(牡3、美浦・堀)、父リアルスティールで母は牝馬2冠テイエムオーシャンのヨリマル(牡3、栗東・上村)、シルバーステート産駒で若駒S3着のセッション(牡3、栗東・斉藤崇)、若駒Sで2着に入った先行力が自慢のワンダイレクト(牡3、栗東・藤岡)あたりが主な出走メンバー。皐月賞切符3枚の行く手に注目だ。

(Text:Nakai)

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