おしらせ
【今週の重賞】[オーシャンS]高松宮記念連覇を目指すナランフレグが今年の始動戦に臨む
■3月4日、中山競馬場で第18回・オーシャンS(GIII、芝1200m)が開催される。キンシャサノキセキ、ダノンスマッシュ、ジャンダルムなど後のスプリントGI馬を多数輩出するこのレースに今年は21頭が登録している。
昨年の高松宮記念覇者ナランフレグ(牡7、美浦・宗像)が今年の始動戦に臨む。その高松宮記念では1枠から狙い澄ましたイン差しを見せ、GI初勝利。丸田騎手の男泣きも印象深い一戦だった。昨秋のGI・スプリンターズSでも3着に好走し、国内スプリント路線において大将格の存在と言える。大目標はこの先のGIとあって、ここで目一杯の仕上げを施されることはないだろうが、それでも地力は無視できない。格の違いを見せつけるか。
ヴェントヴォーチェ(牡6、栗東・牧浦)は昨年のキーンランドCの勝ち馬。オーシャンSと同コースで施行された昨年4月の春雷Sが鮮烈な勝ちっぷりで、1分6秒8の好タイムで後続を3馬身千切り捨てた。ムラはあるがここぞの打点の高さは折り紙付き。揉まれない形ならここで巻き返しがあっても驚けない。
ジュビリーヘッド(牡6、栗東・安田隆)は年明けのOP特別・カーバンクルSを制してここへ参戦。キーンランドC7着、京阪杯10着と重賞では結果が出ていないが、得意の先行策に持ち込めなかったのが響いた感も。強気の立ち回りで粘り込みを狙う。
キミワクイーン(牝4、美浦・奥村武)は芝1200m路線に転じてから3戦2勝2着1回とパーフェクト連対を継続中。父ロードカナロア、祖母の父サクラバクシンオーと短距離向きの血が重ねられており、根っからのスプリンターという血統背景。初のスプリント重賞挑戦にはなるが、更なる上昇があっても驚けない。現状は抽選対象だが、出走が叶えば面白い存在になりそうだ。
エイシンスポッター(牡4、栗東・吉村)は強烈な末脚が武器で、展開・馬場を問わずラストはしっかりと脚を伸ばせるのが持ち味だ。角田河騎手との相性も良く、7戦して4勝、馬券を外したのは直線で前が壁になった北陸Sのみ。上がり馬と2年目のホープのコンビが強敵を相手にどこまでやれるか注目したい。
この他にも京阪杯4着、シルクロードS5着とスプリント重賞で安定感のある走りを見せているマリアズハート(牝7、美浦・菊沢)、昨年末のリステッド競走・ラピスラズリSを制したジャスパージャック(牡7、栗東・森)、初のスプリント戦に挑む重賞勝ち馬タイムトゥヘヴン(牡5、美浦・戸田)など伏兵候補も多数出走する今年のオーシャンS。高松宮記念の主役に名乗りを上げるのはいったいどの馬だろうか。
(Text:Hiraishi)
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