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【今週の重賞】[札幌記念]ラッキーライラック この相手関係なら主役扱い[北九州記念]GI馬モズスーパーフレア 56.5キロでも

■8月23日、札幌競馬場で夏競馬唯一となるGII競走札幌記念(GII、芝2000m)が行われる。

ラッキーライラック(牝5、栗東・松永幹)は2歳時に阪神JF、4歳秋のエリザベス女王杯、そして5歳シーズンの今春に大阪杯を制したGI3勝馬。抜群の立ち回りと瞬発力を兼備し、現役最強クラスの一角を占める。前走・宝塚記念は2秒5差の6着と案外な結果に終わったが、直前に降雨があった馬場がまったくフィットせず終始バランスが悪いままの走り。いったんは先頭に躍り出ようという脚勢を見せたが、道中の消耗が祟っての失速で力負けではなかった。幸い前走のダメージは少なく回復が早かったため、ここを巻き返しの舞台に選択。洋芝は初めてとなるが、前走が特殊な条件だっただけで本来ある程度時計を要する馬場がいいタイプだし、その高い自在性から小回りもそつなく走れるはず。この相手関係なら主役扱いでいいだろう。日曜日の札幌ダート追いは15-15程度だったが、これは環境への慣れに主眼を置いたもので問題ない。12日に栗東CW単走でド迫力の好時計をマークできており、仕上がりは上々だ。

ノームコア(牝5、美浦・萩原)は、2018年のヴィクトリアマイルでレコードV。その後骨折で5カ月休んだが、復帰戦の富士Sで即勝利を収めるなど抜群の絶対能力を誇る。今春もヴィクトリアマイル3着、安田記念4着とその能力に陰りは感じられない。東京マイルでの強さが目立ち、久々の2000m戦と小回りがどうかとも思われるが、フラワーCで3着、紫苑S優勝があるし折り合いに不安は抱えていない。戸惑いはあるかもしれないが、高い能力であっさりこなしてしまいそうだ。このレースを目標に美浦で立ち上げられ、9日、12日と負荷を掛ける併せ馬を消化。気迫十分に追走先着を連発しており、いい状態に仕上がりつつある。13日に札幌に輸送されてからはまだ速い時計を出していないが、今週ある程度動ければ問題なく力を発揮してくるだろう。

ほか、前走の函館記念で重賞初制覇を果たしたアドマイヤジャスタ(牡4、栗東・須貝)、巴賞優勝、函館記念4着と来ているトーラスジェミニ(牡4、美浦・小桧山)、復活を期す2016年のダービー馬マカヒキ(牡7、栗東・友道)、5月の新潟大賞典を制しているトーセンスーリヤ(牡5、美浦・小野次)らも上位進出を狙う。

■8月23日、小倉競馬場で北九州記念(GIII、芝1200m)が行われる。

モズスーパーフレア(牝5、栗東・音無)は、圧倒的なスピード能力にモノを言わせ行き切る競馬が身上。昨秋スプリンターズSで2着、そして今春の高松宮記念では降着の結果とは言え勝利を掴んでみせた。ハンデ56.5キロは楽ではないが、脚質的には理想の小回りで今回の相手関係なら負けられない。昨年はこのレース4着に終わっているが外枠が祟って行き切れなかったのと、開幕4週目の馬場で差し勢有利という側面も。今年は開幕2週目だし、GIでも主導権を握り続けて貫禄アップ。今年は枠云々関係なくハナを譲るレースにはならないだろう。5カ月ぶりだが、攻めではいつも通りの圧巻の動き。先週はお釣りを残してオープン馬アードラーを置き去りにした。ほぼ万全の仕上がりにありそう。

ほか、アイビスSDでライオンボスを下し重賞初制覇を果たしたジョーカナチャン(牝5、栗東・松下)、昨年このレースで3着、前走・CBC賞で2着など夏に強いアンヴァル(牝5、栗東・藤岡)、オープン昇級後結果は出ていないが小倉芝で【2.3.2.0】という相性は魅力のメイショウキョウジ(牡5、栗東・藤岡)らにも注目だ。

(Text:Nishimura)

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