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【今週の重賞】[神戸新聞杯]無敗の3冠馬へ コントレイルが復帰[オールカマー]フィエールマン この条件でも力出せる

■9月27日、中京競馬場で3着馬までに出走権が与えられる菊花賞トライアル神戸新聞杯(GII、芝2200m)が行われる。

コントレイル(牡3、栗東・矢作)は無傷3連勝でホープフルSを制し、昨年の2歳王者に選出。ぶっつけの皐月賞ではサリオスとの無敗GI馬対決に注目されたが、ゴール前の叩き合いでそのライバルをねじ伏せ1冠を手にした。そして日本ダービーでは外へ出され満を持して追われると、サリオスを3馬身突き放し2冠達成を果たしている。押しも押されもせぬ世代ナンワーワンホース。ここも通過点とし、史上最強クラスの名馬への道程を歩みたい。早くから神戸新聞杯で復帰、菊花賞へというのは規定路線とされ9月6日の帰厩後初時計以来、調整は順調に進んでいる。先週は福永騎手を背にウッドコースで重賞馬ステイフーリッシュを余力を残し3馬身突き放した。後肢の発達ぶりには目を見張るものがあるし、いい態勢で走れそうだ。矢作厩舎&福永騎手にとって神戸新聞杯は、2015年に1番人気リアルスティールで臨みながら2着に終わった苦い思い出がある。その借りを返す結果となるか。

ヴェルトライゼンデ(牡3、栗東・池江)はワールドエース(マイラーズC勝ちなど)、ワールドプレミア(菊花賞勝ち)らの半弟にあたる超良血馬。完成は先々と言われつつもホープフルSで2着、日本ダービーで3着などレベルの高い走りを続けてきた。ダービーで見せた粘り強い走りからは距離がある程度あったほうがいいタイプだろうし、春が未完成だっただけにひと夏を越しての伸長も大きく見込める。ここで2冠馬に迫る走りを見せたいところだ。骨折休養明けだし、熱発で本来予定していたセントライト記念を見送る一頓挫もあり、万事順調とは言えないが2週前、先週とウッドコースでしっかり負荷の掛かるメニューをこなせているのは好感。力を出せる状態に仕上がりつつあるようだ。

ほか、春2冠は力を出せなかったがハーツクライ産駒だけに成長度合いに期待できそうなマイラプソディ(牡3、栗東・友道)、京都新聞杯勝ち、日本ダービーでは5着だったディープボンド(牡3、栗東・大久保)、共同通信杯2着、プリンシパルS勝ちがあるビターエンダー(牡3、美浦・相沢)らも上位進出を狙う。

■9月27日、中山競馬場でオールカマー(GII、芝2200m)が行われる。

フィエールマン(牡5、美浦・手塚)は4カ月半ぶりの出走だった今年春の天皇賞で連覇を達成した、国内最強のステイヤーだ。今回の条件がどう出るかだが、昨年1月のAJCCでシャケトラにアタマ差2着。力は出せると考えていいだろう。また4カ月半ぶりとなるが、間隔をあけて問題なく走れるのはこれまでの走りが証明。攻め過程はすこぶる順調だし、斤量58キロも春天連覇を考えれば、ここで苦にするとは思えない。抜けた実績馬が底力であっさりという可能性は十分だろう。

ミッキースワロー(牡6、美浦・菊沢)の重賞3勝はセントライト記念、七夕賞、そして日経賞。抜群の立ち回りと一瞬の切れ味が武器の小回り巧者だ。昨年のジャパンCで5着、今年の天皇賞・春で3着と脚力そのものもハイレベルだし、得意条件のここは勝ち負けの競馬に期待していいだろう。夏は放牧で英気を養い、このレースからの始動を念頭に8月下旬からじっくり乗り込まれている。馬なりオンリーではあるが本数をこなして気配を上げるいつも通りの調整ができているのは好感。先週は横山典騎手を背に鋭く脚を使ってオープン馬をアオった。順調そのものだ。

ほか、重賞未勝利ながら昨年のジャパンCで2着など実績は申し分ないカレンブーケドール(牝4、美浦・国枝)、今年1月のAJCCで2着に入るなどこの条件への適性は高そうなステイフーリッシュ(牡5、栗東・矢作)、前走の七夕賞で重賞2勝目を挙げたクレッシェンドラヴ(牡6、美浦・林)らにも注目だ。

(Text:Nishimura)

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