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【地方競馬トピックス】明日、大井競馬場、門別競馬場でJBC4競走が開催

国内では無敗を継続するクリソベリルがJBCクラシックに参戦。人気に応えGI/jpnI競走3 勝目を挙げられるか注目だ。

11月3日、大井競馬場でJBCレディスクラシック(JpnI、ダ1800m)、JBCスプリント(JpnI、ダ1200m)、JBCクラシック(JpnI、ダ2000m)の3競走、門別競馬場でJBC2歳優駿(JpnIII、ダ1800m)が開催される。

各レースの枠順、発走時刻、展望は以下の通り。

■大井8R・JBCレディスクラシック(JpnI、ダ1800m) 16時30分発走

1枠1番 レーヌブランシュ  (牝3、栗東・橋口)  松山

2枠2番 マドラスチェック  (牝4、美浦・齋藤誠) 森泰斗
2枠3番 ナムラメルシー   (牝6、大井・福田真) 石崎駿

3枠4番 マルカンセンサー  (牝5、大井・高野毅) 笹川翼
3枠5番 プリンシアコメータ (牝7、美浦・矢野英) 岩田康

4枠6番 ダノンレジーナ   (牝4、浦和・小久保) 本橋孝
4枠7番 シネマソングス   (牝5、美浦・小笠)  池添

5枠8番 サルサレイア    (牝4、川崎・内田勝) 福永
5枠9番 サルサディオーネ  (牝6、大井・堀千亜) 矢野貴

6枠10番 サンルイビル   (牡5、大井・阪本一) 藤本現
6枠11番 ヨミ       (牝5、愛知・坂口義) 丸山真

7枠12番 ファッショニスタ (牝6、栗東・安田隆) 北村友
7枠13番 マルシュロレーヌ (牝4、栗東・矢作)  川田

8枠14番 ローザノワール  (牝4、栗東・西園)  C.ルメール
8枠15番 レイチェルウーズ (牝3、大井・蛯名雄) 本田正

マドラスチェック(牝4、美浦・齋藤誠)は、今年1月のTCK女王盃で重賞を初制覇。その後は脚部不安を発症し順調さを欠いたが、叩き2戦目のレディスプレリュードでは4角外2番手から早めに先頭に立ち、最後まで渋太い脚を使い2着を確保した上々の内容。勝ったマルシュロレーヌは強すぎたが、プリンシアコメータ、レーヌブランシュにはきっちり先着できている。ここでも上位争いが見込めそうだ。

プリンシアコメータ(牝7、美浦・矢野英)は、2017年11月から約3年にわたり牝馬ダートグレード競走路線を支えている大ベテラン。JBCレディスクラシックは3度目の参戦となるが、大井で行われた2017年は勝ち馬ララベルと壮絶な叩き合いの末アタマ差2着。7歳でも年齢的な衰えは見られずマイペースで進めるようならチャンスはありそうだ。

ファッショニスタ(牝6、栗東・安田隆)は、JBCレディスクラシックで2年連続の3着。ベストは左回りのマイル戦かもしれないが、距離、競馬場問わず安定した走りをここまで披露してきた。今年1月のTCK女王盃こそ伸び切れなかったが、昨年のレディスプレリュードでは僅差の競馬を展開しており、大井ダ1800m替わりは問題とならないはず。展開ひとつで食い込みがあっていい。

マルシュロレーヌ(牝4、栗東・矢作)は、ダート2戦目&ダートグレード競走初挑戦のレディスプレリュードで2着マドラスチェック以下を3馬身突き放す圧勝を収めた。自身の上がり3Fは36秒8と2、3着馬と比べて1秒以上速い優秀な数値。新ダート女王が誕生した瞬間だったかもしれない。前走時に比べて相手関係が大きく変わらないここなら断然人気にしっかり応えてくれそうだ。

2020 第10回JBCレディスクラシック 調教追い切りVTR 地方競馬チャンネル【公式】より



■大井9R・JBCスプリント(JpnI、ダ1200m) 17時10分発走

1枠1番 ヒロシゲゴールド  (牡5、栗東・北出)   藤岡康
1枠2番 モズスーパーフレア (牝5、栗東・音無)   松若

2枠3番 ノブワイルド    (牡8、浦和・小久保)  左海誠
2枠4番 メイショウアイアン (牡10、北海道・田中淳)落合玄

3枠5番 トロヴァオ     (牡7、大井・荒山勝)  藤田凌
3枠6番 サブノジュニア   (牡7、大井・堀千亜)  矢野貴

4枠7番 サクセスエナジー  (牡6、栗東・北出)   松山
4枠8番 シャインヴィットゥ (牡6、大井・橋本馬)  笹川翼

5枠9番 キャンドルグラス  (牡6、船橋・川島一)  M.デムーロ
5枠10番 マテラスカイ   (牡6、栗東・森)    武豊

6枠11番 ジャスティン   (牡4、栗東・矢作)   戸崎
6枠12番 ベストマッチョ  (セ7、川崎・佐々仁)  森泰斗

7枠13番 コパノキッキング (セ5、栗東・村山)   藤田菜
7枠14番 ブルドッグボス  (牡8、浦和・小久保)  御神本

8枠15番 クルセイズスピリツ(牡5、大井・荒井朋)  西啓太
8枠16番 ミスターメロディ (牡5、栗東・藤原英)  福永

モズスーパーフレア(牝5、栗東・音無)は、今年の高松記念の覇者。テンの速さに関しては現役馬屈指のものがあり、全22戦中15戦でハナに立った。今回は初のダート戦となるが、スパイツタウン産駒はマテラスカイ、リエノテソーロらがダート重賞で既に活躍しており、血統的にダート替わりは問題ないだろう。むしろダート替わりでさらに持ち前のスピードが活きる可能性すらある。

ジャスティン(牡4、栗東・矢作)は、今年大きな飛躍を遂げた一頭。楽々と逃げ切った東京スプリント、ブルドッグボスの追い上げを凌いだ東京盃とも後続との差は僅かだったが、内容は完勝と言っていいもの。先行激化が予想されるJBCスプリントではあるが、自在な立ち回りができるのがこの馬の強み。2戦2勝の大井ダ1200mではのびのび走れている印象もあり、ここでビッグタイトルを一気に掴んでも驚けない。

コパノキッキング(セ5、栗東・村山)は、昨年のJBCスプリントでクビ差の2着。ここは人馬とも悲願のビッグタイトル獲得がかかる重要な一戦だ。前哨戦の東京盃は3着だったが、他馬より重い57キロの斤量を背負いながら中団からきっちり詰めてきた内容は悪くなかった。ここも展開ひとつだろう。

ブルドッグボス(牡8、浦和・小久保)は、昨年のJBCスプリント優勝馬。近走はその実績故に重い斤量を背負うが、大崩れすることなく着実に末脚を伸ばしてくる点が最大の魅力だ。昨年以上の豪華メンバーとなったが、先行激化が予想される状況に斤量減の57キロであれば昨年同様にチャンスがありそうだ。

2020 第20回JBCスプリント 調教追い切りVTR 地方競馬チャンネル【公式】より



■門別9R・JBC2歳優駿(JpnIII、ダ1800m) 17時50分発走

1枠1番 ノットリグレット  (牡2、北海道・田中淳) 服部茂

2枠2番 プライムデイ    (牡2、美浦・加藤征)  内田博

3枠3番 カイカセンゲン   (牝2、大井・藤田輝)  吉原寛
3枠4番 オタクインパクト  (牡2、北海道・櫻井拓) 宮崎光

4枠5番 カズカポレイ    (牡2、栗東・安田隆)  菱田
4枠6番 ルーチェドーロ   (牡2、美浦・高橋裕)  横山武

5枠7番 ギガキング     (牡2、北海道・田中淳) 山本咲
5枠8番 ラッキードリーム  (牡2、北海道・林和弘) 石川倭

6枠9番 タイセイアゲイン  (牡2、栗東・松下)   吉田隼
6枠10番 シビックドライヴ (牡2、北海道・田中淳) 赤岡修

7枠11番 トランセンデンス (牡2、北海道・田中淳) 岩橋勇
7枠12番 ブライトフラッグ (牡2、北海道・角川秀) 桑村真

8枠13番 レイニーデイ   (牡2、美浦・矢野英)  岩田望
8枠14番 サハラヴァンクール(牡2、北海道・林和弘) 松井伸

プライムデイ(牡2、美浦・加藤征)は、1番人気に支持されたプラタナス賞で全く見せ場なく9着に敗れた。ハナを切れなかったことも敗因に挙げられるが、ワンターンの東京マイルの舞台が合わなかったかもしれない。2走前の未勝利戦は同日の古馬1勝クラスに0秒2、翌日の古馬2勝クラスに0秒4劣るだけの好時計で能力は十分。コーナー4つの門別ダ1800m替わりもプラスとなりそうだ。

ルーチェドーロ(牡2、美浦・高橋裕)は、芝替わり、距離延長で臨んだ函館2歳Sで積極策から2着に粘った。今回は3カ月半ぶりのレースとなるが、美浦で1カ月近くみっちり乗り込まれており仕上がりは良好。血統、馬体ともマイラー寄りのため、1800mの距離に対応できるかが最大のカギとなる。

タイセイアゲイン(牡2、栗東・松下)は、JRAから参戦する5頭の中で唯一の無敗馬。前走プラタナス賞は勝ち時計も上々で、直線で横6頭がズラッと並ぶ中からグイッと抜け出してきたあたり勝負根性も非凡。初の右回りでここ2戦のパフォーマンスを発揮できれば3連勝が見えてくる。

ブライトフラッグ(牡2、北海道・角川秀)は重賞ブリーダーズゴールドジュニアCの勝ち馬。接戦ではあったが、2着がノットリグレット(栄冠賞4着)、3着トランセンデンス(サッポロクラシックC2着)と相手が揃っていた中で勝ち切れたことは大きい。4戦連続でハナを切れているように自分の競馬を確立できる点もいい。ハナ争いを制しマイペースで行けるようならチャンスが出てきそうだ。

2020 第1回JBC2歳優駿 調教追い切りVTR 地方競馬チャンネル【公式】より



■大井10R・JBCクラシック(JpnI、ダ2000m) 18時30分発走

1枠1番 オメガパフューム  (牡5、栗東・安田翔) M.デムーロ

2枠2番 アングライフェン  (牡8、大井・高野毅) 福永
2枠3番 ロードレガリス   (牡5、栗東・野中)  武豊

3枠4番 サブノクロヒョウ  (牡7、大井・阪本一) 西啓太
3枠5番 クリソベリル    (牡4、栗東・音無)  川田

4枠6番 ダノンファラオ   (牡3、栗東・矢作)  坂井
4枠7番 サクラアリュール  (牡5、栗東・村山)  藤岡康

5枠8番 サウンドトゥルー  (セ10、船橋・佐藤裕)森泰斗
5枠9番 ブラックバゴ    (牡8、大井・佐野謙) 本田正

6枠10番 ノンコノユメ   (セ8、大井・荒山勝) 笹川翼
6枠11番 ミューチャリー  (牡4、船橋・矢野義) 御神本

7枠12番 センチュリオン  (牡8、浦和・小久保) 今野
7枠13番 デルマルーヴル  (牡4、美浦・戸田)  戸崎

8枠14番 チュウワウィザード(牡5、栗東・大久保) C.ルメール
8枠15番 マースインディ  (牡5、大井・阪本一) 的場文

オメガパフューム(牡5、栗東・安田翔)は、ここまで大井ダ2000mでは【3.2.0.0】と連対率100%。2018年、2019年の東京大賞典を連覇しており、現役馬屈指の大井ダ2000m巧者だ。今回は6月の帝王賞以来の出走となるが、予定通り調整が進み態勢は問題なさそう。1頭強いのはいるが、この舞台なら他の馬には簡単に負けられない。

クリソベリル(牡4、栗東・音無)は、現役ダート最強馬と言って差し支えない存在。国内では7戦7勝と無敗を継続しており、今年6月の帝王賞は大井巧者のオメガパフュームを最後まで寄せ付けない完勝だった。前走だけ駆ければあっさりの場面も。

チュウワウィザード(牡5、栗東・大久保)は、今年の帝王賞で3着。着差からは上2頭に完敗の形ではあるが、前が壁になる場面がありスムーズさを欠いた。完全な力負けではないだろう。今回も引き続きC.ルメール騎手が手綱をとるが、前走を糧にロスなく導けるようであれば前述2頭との差は詰まりそうだ。

2020 第20回JBCクラシック 調教追い切りVTR 地方競馬チャンネル【公式】より


(Text:Ito)

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