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アメリカJCC/ドリームパスポート 負けられない戦い

今年は悲願のGI制覇へ。そのためにもここで躓いていられない。

美浦 南ポリ 良
66.6-52.3-37.8-12.3 馬なり

 骨折休養明けのジャパンC、そして有馬記念とGIを2度使い、ドリームパスポートが叩き3戦目の上昇カーブで挑むのがこのアメリカJCCだ。

 有馬記念は荒れた芝に脚を取られ、落馬寸前というアクシデントがありながらの6着。手綱を取った高田騎手は「あれがなければ、突き抜けた」という。もとよりGI2着3回、重賞2勝の実績は、ここでは頭ひとつ抜けている。本来ならば、ここは負けられない。

 管理する稲葉師も「早くからこのレースを見据えていました。有馬記念の後に放牧に出て、帰厩したのが10日。牧場でも馬体は緩めないで、ずっと乗り込んでいたから、入厩してからの調整もスムーズ。精神的にカッとする面はあるけど、レースで悪い影響を及ぼすほどのものではないでしょう。ここで見苦しいレースはできないね」と自信のコメント。

 順風満帆な競走馬生活ではない。2度の骨折、さらには今年、栗東・松田博厩舎から美浦・稲葉厩舎への転厩も経験した。それでも洗い場で汗を流すドリームパスポートは、環境の変化に動じる様子もなく、ジッと戦いの時に向けて力を溜めているかのような、静かなたたずまいだった。

 負けられない戦い。アメリカJCCはドリームパスポートにとって、今後のキャリアを左右する、重要なレースになりそうだ。

※次号の馬券ブレイク!(2月13日発売)ではドリームパスポート陣営のインタビューが掲載されます! お楽しみに!

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