平安Ｓ／挫折を乗り越えて一変 ドラゴンファイヤー

美浦　坂路　良　不計時　強め

　昨年は５００万下からの４連勝で一気に重賞制覇。そんな勢いが評価されてＪＣダートでは２番人気にも推された。だが、歴史的なハイペースに馬が戸惑い、キャリアの浅さを露呈。最後も思うように伸びきれず、完全な力負けとなってしまった。

陣営は「それまでとは一枚も二枚も違う相手でしたから、追走することだけでいっぱいいっぱいになってしまった。勝負どころでも全く対応できていませんでしたからね」と完敗を認める一方で「ＧＩクラスとの差がハッキリしたことで、やるべきことも明確になった」とも話す。

前走後は２週間ほどのリフレッシュ放牧を経て、ここまでコースと坂路で入念な乗り込みをこなしている。今朝の追い切りでも、来週の根岸Ｓを予定しているワイルドワンダーを追いかけ、４ハロン５０秒台の好時計をマーク。尾形助手は「予定通り順調にきています。まだまだ伸びしろがある馬なので、ここを勝って弾みをつけてフェブラリーＳに向かいたいですね」と意気込んでいる。巻き返しに期待だ。