おしらせ
シルクロードS/シンスケ 脚質転換完成のとき
栗東 坂路 重 51.5-38.0-26.1-13.6 馬なり
アーリントンC、京成杯AHと2つの重賞を逃げ切っている快速馬。単騎でスイスイ逃げれば強い。だが同時に、競り掛けられる展開になった際はもろい面を覗かせる。楽勝か惨敗、3歳時はそんな印象の馬だった。
しかし、キャピタルS、尾張S、淀短距離Sとここ3戦は、一転して控える競馬に脚質転換を図ってきた。以前のように走るのを止めてしまう面も見せず尾張S、淀短距離Sでは3着に追い込んできている(尾張Sは7着に降着)。逃げていたのは恐がりだったから。年齢を重ねることにより精神面でも成長し、どんな展開にも対応できるようになった点は大きな進化だ。
坂路での最終追い切りでは、テンから飛ばしたため終いは時計が掛かったが、全体では4F51秒5の好時計をマーク。
「馬場を考えれば51秒台が出れば十分でしょう。合格点です。あとは、最後に右へササる面が出なければですね」
と、徳江助手も手応えを掴んでいた。
鞍上は初騎乗となる岩田騎手。先週も根岸Sを勝つなど、今年早くも重賞を3つ制している。リーディングでもトップを快走している新コンビを背に、シンスケくんが3つ目の重賞を手にできるか。