おしらせ
京都牝馬S/ブルーメン 初重賞制覇へ仕上がり良好
栗東 坂路 重
52.5-24.9-12.6 G前仕掛
デビュー時から期待されていたブルーメンブラットも、これまで重賞のタイトルには手が届いていない。だが昨年安藤厩舎の解散に伴い石坂厩舎へ転厩。これが馬に好循環をもたらしたのか、白秋S→オーロCと一気に連勝し、前走の阪神CではGIの常連牡馬たちを相手に3着と健闘した。鞍上に名手ルメールを確保し、牝馬同士のここなら当然期待が持てる。
最終追い切りは坂路での単走追い。テンはゆったりと入ったが徐々にペースを上げ、軽く仕掛けられると瞬時に反応し、しっかりとした脚取りでラスト1Fは12秒6をマークした。他馬が13秒を切るのにも一苦労の時計が掛かる馬場状態で、この切れ味は秀逸。全体時計も52秒台でまとめてきた。
「この時期は体が絞りづらいタイプだけど、中間はビシビシやっています。極端には増えていないですし、力を出し切れるデキにあります」
と、古川助手も仕上がりに太鼓判。
この中間は、坂路とプールを併用しビシビシ乗り込んでおり、調教量になんら不足はない。この“石坂式スパルタ調教”が、この馬には合っているのだろう。転厩により変貌を遂げた“NEWブルーメン”に、初重賞のタイトルが見えてきた。