おしらせ
シルクロードS/今年も始まる快足娘の逃亡劇 アストンマーチャン
栗東 坂路 重 52.7-38.4-25.0-12.5 馬なり
昨年は雨中のスプリンターズSを逃げ切り、改めて現4歳牝馬世代がハイレベルであることを証明した本馬。前走のスワンSは14着と惨敗を喫したが、得意の1200mに戻っての巻き返しに、期待は大きく膨らむ。
今朝の追い切りでは、時計の出にくい今の坂路を馬なりで52秒台。この馬の持ち味である前向きさ・ピッチ走法も健在で、跨っていた山口助手の手は動くことなく、この好時計をマークした。久々の実戦となるが、陣営は「まだまだ動きに余裕があったし、ここまで抜かりなく調整できたこともあって仕上がりもいい。間隔を開けたことで馬が精神的に大人になってきているから、初戦からでも十分動けると思うよ」とトーンは高かった。
2、3歳時は抜群のスピードを武器に1400mからマイルでも好績を残してきた。しかし、もともとは石坂師が「1200mがこの馬のベスト」と早い時期から公言していたように、純粋なスプリンタータイプの馬。今回は56キロというハンデにも恵まれており、負けは許されない状況だ。