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共同通信杯/ファルコン スマートにまとめて交わす

府中の長い直線を味方に、ジュニアCの鬼脚を再現できるか?

美浦 南W 稍
66.0-51.5-37.3-12.3 直強

 ワールドクリークの半弟にあたるため陣営はこの馬をダートで下ろした。管理する畠山吉師によれば「この時期にダートの自己条件を勝ち上がっても、使えるオープン競走がなかった。ジュニアCで芝を試してみようかなぐらいの気持ちだったけど、想像以上に長くいい脚を使ってくれました」とのこと。

 初芝となったジュニアCは、目の覚めるような切れ味で快勝。まさに偶然の産物。先行馬総崩れの展開で“ハマった”との見方もあるかもしれないが、初めての芝で上がり34秒4を繰り出し、直線だけで他馬をまとめてなぎ倒す芸当はなかなかできるものではない。人気のオーロマイスターが迫ると、再度“グイッ”と突き放し、鞍上の横山典騎手も「まだまだ余裕があった」と絶賛していたほどだ。

 最終追い切りはウッドコースでの併せ馬。大きく僚馬を追いかけ終まいを重点的に追われるケイ古内容だったが、仕掛けられるとシャープな反応を見せ、ラスト1Fは12秒3をマーク。これはもちろん実戦を想定してのもの。今回もタメにタメて終いの切れ味に賭けるつもりだ。

「ゴール前の伸びはすごかった。東京なら末脚を存分に活かせるし、あとはこのメンツでどこまでやれるか。終いを活かすこの馬の競馬に徹して天命を待ちます。結果が出るようならクラシックが楽しみになりますね」
と、師は先々に向け期待を込めて語ってくれた。

 先行馬が揃ったこのレース。府中の長い直線は願ってもない舞台だ。サダムイダテンも追い込み脚質だが、人気を背負いそうなだけに仕掛けどころが難しくなるだろう。横山典騎手が得意の“死んだフリ”を決め込み、他の有力馬よりワンテンポ遅れて仕掛ける。そしてタメにタメた脚を炸裂させ、坂を上がったあたりでまとめて差し切る。そんなシーンも容易に目に浮かぶだろう。

※スマートファルコンを管理する畠山吉宏調教師のインタビュー記事が、『馬券ブレイク!』3月号に掲載されています!

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