おしらせ
きさらぎ賞/どすこい!キリシマ 坂路で51秒1
栗東 坂路 重
51.1-37.2-24.7-12.7 強め
朝日杯FS時の馬体重は460キロそこそこ。だが今のレッツゴーキリシマには“ド迫力”という形容詞がピッタリと当てはまる。
先週のシルクロードSを制するなど今年早くも10勝を挙げ、乗りに乗ってる幸騎手を背に坂路での最終追い。道中は馬任せだったが走る気を全面に出し、終い軽く気合いをつけられると即座に反応した。キビキビとした脚さばきで、ラスト1Fも12秒台を計時。冬場にしては毛ヅヤも良く、馬体も大きく成長したように感じる。
担当の児玉厩務員によると「トモや肩など全体的に筋肉が付いてきたし、体重もだいぶ増えてます。でも太め感はないですし、キッチリ仕上がっていますよ」とのこと。朝日杯FSからひと息入れたことが功を奏し、馬体の成長に繋がったのだ。引き上げてきた幸騎手も「以前はここまで時計が出る馬じゃなかったけどね。しっかり動いていたし、反応も良かったです」と、愛馬の成長ぶりに目を細める。
GIの朝日杯FSでも10番人気ながら2着に好走したように、デビューから6戦すべて人気以上の着順を残してきた馬。地味な存在なだけに今回も人気は他馬に譲るだろう。だが実績なら文句なしの1番手。元大関「霧島」のように“ド迫力”の筋肉を身にまとった「キリシマ」が、GI2着の底力を見せつける。