おしらせ
きさらぎ賞/キングリー 平坦京都ならタメて弾ける
栗東 DW 重 82.0-65.5-52.0-39.8-12.2 一杯 黄菊賞ではのちのGI馬トールポピーを一蹴。強烈な決め手を武器にオープン入りを果たしたが、朝日杯FSでは伸びあぐね7着に敗れた。 「内枠有利の前残りだから仕方ない。それにマイルはちょっと忙しかったかな。まだ腰に甘い部分があるから、最後の坂も堪えたようだね」 とは陣営の弁。実績ある外回りの京都1800mに戻れば、巻き返しが期待できる。 最終追い切りは坂路で軽く流したあと、Dウッドコースでの単走追い。の、はずだったが…。前半から軽快にラップを刻むと、他厩舎の追い切りと重なりよもやの併せ馬に。一杯に追われたラスト1Fは12秒2と、持ち前の切れ味を見せ駆け抜けた。河内師は苦笑いを浮かべながらも「併せ馬になっちゃったけど、これでちょうど良かったんじゃないかな」と、仕上がりには満足そうだ。 この中間は宇治田原優駿Sへ短期放牧に出され、精神的なリフレッシュも図られた。トモの肉付きも増し、ひと回り馬体も成長したように感じる。今なら坂のあるコースもこなせそうな迫力を感じるが、師は「まだまだ力は付ききっていないよ。でも京都の平坦コースなら、タメて弾けそうな雰囲気はある」と、この舞台ならという気持ちを強調した。 週末の京都はあいにくの雪予報が出ているが、その点に関して「気掛かりだね。何とか良馬場でやらせたいんだけど…」とも。切れ味を活かすタイプで、良馬場でこその馬。師の願いが通じれば、黄菊賞の再現も思い描けるのだが…。