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おしらせ

ダイヤモンドS/コンラッド 長いトンネルを抜けて

今日の追い切りもポリトラック。内のシグナリオを最後には0秒6離す快走だった。

美浦 ポリ 良
76.2-61.8-48.9-36.9-11.8 馬なり

 忘れてはならないのが、この馬が重賞ウイナーであるということ。3歳時のラジオたんぱ賞で、横山典騎手を背に4コーナー11番手から鮮やかな差し切り勝ち。手塚厩舎に2つめの重賞タイトルをもたらしたのは2005年のことだ。

 しかし、そこからコンラッドはスランプに悩まされることになる。次走セントライト記念から、実に10連敗。腰の不安で9ヶ月の休養を挟んだことも、長いトンネルを抜け出せなかったひとつの原因だろう。

 昨年末、久々のクリスマスCを叩き、迎えた年明け初戦が前走の迎春S。ここでコンラッドは、これまでの不調を吹き飛ばすような快走で連敗街道に終止符をうった。手塚師はこう語る。
「去年の11月にニューポリトラックが導入されたのが大きいですね。腰に負担を掛けることなく強い調教をこなせるようになり、それがスランプを脱出する切っ掛けになったと思っています」

 そして迎えた叩き3戦目が、今回のダイヤモンドS。師によると、状態はさらに上向きだという。
「最終追い切りもポリトラックで追ったのですが、芝並みのタイムで上がってきました。この馬は時計が調子のバロメーターなので、デキの良さには自信を持っています」

 コンラッド久々の勝ち星は、手塚厩舎の2008年初勝利だった。今度はこの馬自身2度目、さらに厩舎として今年初の重賞制覇を……実力馬がスランプを完全に抜け出した今、それが期待できるだけの態勢は整っているようだ。

※コンラッドについては、手塚厩舎公式ブログ『Tezuka Style 』にも紹介されています!

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