中山記念／得意の開幕週で再び大駆だ！ チョウサン

美浦　坂路　重　
51.0-36.2-23.7-11.9　一杯

　有馬記念後は放牧に出さずに、美浦トレセンでじっくりと調整をしてきたチョウサンが中山記念に出走する。

　最終追い切りは坂路で３頭併せと意欲的なメニュー。最後は１１秒９と鋭く伸びたように、立て直した効果がうかがえ、馬体も太め感なく上々の仕上がりだ。
「有馬記念は相手が強かったからね。馬場状態も稍重の発表以上に悪かったし、連戦の疲れが少しあったのかも…。有馬記念後は、ちょっと楽をさせたから、その後は順調そのものだよ。先週、今週とこの馬らしい力強い動き見せてくれたし、自分の力をしっかり出し切れる状態に仕上げたつもり。開幕週だし、レース当日が良馬場だったら楽しみだね」と、清水利師は良馬場条件に好走を約束してくれた。

　毎日王冠をレコードで制し、勢いよく挑んだ秋のＧＩ３連戦は期待されたほどの結果を残すことができなかった。しかし、今回は開幕週の高速馬場、毎日王冠で快走に導いた松岡騎手とのコンビ復活と、巻き返しの態勢は整った。