阪急杯／短距離界の新星へ！ マルカフェニックス

栗東　坂路　不良
エラー　直一杯

　昨年７月に未勝利戦を勝ち上がると、その後は破竹の４連勝でオープン馬へと駆け上がったマルカフェニックス。連勝はすべて1200m戦だが、除外権利を取るために登録したレースで、たまたま出走して勝ち上がったにすぎない。血統的にはむしろ1F伸びる今回の方が向いていると思われる。

　今週は坂路で一杯に追われ、しまいもしっかり伸びてきた。全体の時計はエラーで計測することはできなかったが、道中の行きっぷりも元気一杯で仕上がりの良さがうかがえる。「元々素質の高さに期待していた馬ですし、状態も良いのでチャンスはあると思います」と、松永昌調教師は期待を込めて語ってくれた。

　レースを使いつつも馬体が増えていて、ここに来ての充実ぶりが目立つ。重賞初挑戦となる今回は、一気にメンバーが強化されたが、短距離路線のシンデレラボーイ出現に期待したい。