弥生賞／アソート連勝街道まっしぐらだ！

美浦　ポリ　良 69.0-54.5-40.5-12.2　馬なり 　「今年のクラシック戦線は大混戦！」などと言われるが、その理由のひとつに“無敗馬不在”が挙げられるだろう。例年なら去年のフサイチホウオーのような“無敗のダービー馬候補”と呼ばれる馬がいたはずだ。 　２戦２勝。キャリアは浅いが無敗。東スポ杯の覇者フサイチアソートが、連勝を３に伸ばし、皐月賞へ駒を進められるかどうか。注目の最終追い切りはポリトラックコースで行われた。 　前走からコンビを組んだ横山典騎手を背に３頭併せ。前半からガッチリと手綱を抑えられ、直線を向いても僚馬とはまだ２馬身以上の差。だがラスト１Ｆで追い出されるとアッという間に並びかけ、併入に持ち込んだ。 　手綱をとった横山典騎手が「ゴール板を通過してから、止めようとするときの感触がたまらない」と、独特の表現で評価する本馬。多くの名馬の背中を知る名手が３週連続で追い切りに跨ったことからも、その期待の大きさがうかがい知れる。 　岩戸師も「先週ビシッとやったから、今日はこんなもんで十分。態勢は整ったよ。どんなレースをしてくれるか楽しみ」 と、安堵の表情を浮かべた。距離延長、中山へのコース替わりなど克服しなければならない課題もあるが、同騎手の惚れ込みようから、アッサリ克服しても不思議ではない。 　今年も、無敗で皐月賞に挑戦する馬が現れるのか？　休み明けでここを勝つようなら、文句なしで本番の主役に躍り出る！