オーシャンＳ／前年覇者のプライドに賭けて アイルラヴァゲイン

美浦　Ｗ　良　　64.2-50.8-37.8-13.5　一杯 　前年同レースの勝ち馬アイルラヴァゲイン。春の最大目標である高松宮記念でのＧＩ初制覇を目指し、０８年の始動戦として出走した前走シルクロードＳでは、２番人気に支持されるもまさかの１５着に敗れ、陣営も「敗因がわからない」と苦悩している。目標がすぐそこまできているだけに、一刻も早く立て直さなくてはならない。 　５日の最終追い切りはウッドコースで単走追い。テンから飛ばしたためラスト１ハロンは１３秒５かかったものの、全体時計は５ハロン６４秒２とまとめた。手塚師は「馬は仕上がった。前走の敗因がわからないが、やれるだけのことはやったし変わってほしいな」と、前走からの変わり身に期待していた。 　前走の敗因がわからないだけに予断は許さないが、中山1200ｍは３勝、スプリンターズＳ３着もあり相性が良い。本来の走りができるのなら、上位争いは可能だろう。