中山牝馬Ｓ／素質馬ハロースピードが復活ムードだ！

美浦　ポリ　良 67.9-53.5-39.6-13.4　直線追う 「先週併せ馬でビッシリ追い切った。今週は調整程度で予定どおりにきたね。久々で体調にも不安があった前走時とは中身が違うよ。うん、完璧に仕上がった」 　と、追い切りの手綱をとった堤助手は愛馬を絶賛。中山牝馬Ｓに出走するハロースピードは１２日に美浦ポリトラックコースで追い切られた。単走でコースに入ると直線だけ強めに追われ、ラストは１Ｆ１３秒４をマーク。 　管理する相沢師も、 「頭を上げる癖があったんで、昨秋からは普段の調教でもそれを矯正するように心がけた。最近はようやくスムーズに走れるようになったね。だから実戦でもムキにならないし、折り合いもキチンとつくようになった。脚質的に府中の方が競馬はしやすいけど、いまのデキなら中山でも、と思う。松岡君もいまノってるからね。そこにも期待かな」 　と、久々の重賞挑戦に意欲を見せている。 　２歳時はデビュー戦、マリーゴールド賞と連勝し、クラシック候補生と騒がれるも、ＧIの壁に跳ね返され長らく低迷が続いた。昨年の秋華賞後は自己条件、オープン特別を挟み、３戦目の初音Ｓで１年半ぶりのＶを飾った本馬。もっか絶好調の活躍を見せている主戦・松岡騎手の勢いを駆り、陣営は初重賞ゲットに燃えている。