チューリップ賞／エアパスカルが大激戦を制し、桜花賞の優先出走権獲得

　８日、阪神競馬場で行われたチューリップ賞（GIII）は、藤岡佑騎手が騎乗した５番人気エアパスカル（牝３、栗東・池江寿厩舎）がスローペースを見越しレース中盤で先頭に立つと、直線でも後続の追撃を振り切り重賞初制覇を達成するとともに、桜花賞の優先出走権を獲得した。前走は急なダート替わりで大敗したものの、芝コースに限っては連対率１００％と底を見せていないだけに、桜花賞でも有力候補になることは間違いない。ハナ差の２着に中団から伸びた１番人気トールポピー、さらにハナ差の３着に後方から追い込んだ２番人気オディールが入った。配当は馬連1,060円、馬単3,780円、３連複960円、３連単9,500円となった。１勝馬ながらシックスセンスの妹として注目を集めた３番人気スペルバインドは惜しくも４着に敗れ、桜花賞の優先出走権獲得はならなかった。