中京記念／タスカータソルテが復活V！

　９日、中京競馬場で行われた中京記念（ＧIII）は、中舘騎手が騎乗した６番人気のタスカータソルテ（牡４、栗東・藤原英厩舎）が内から鋭く伸びて優勝。昨年の京都新聞杯以来の勝利で重賞２勝目を挙げた。 　好スタートからハナを奪ったピカレスクコートが先団を引っ張る中、道中は無理に先行することなく折り合いに専念し、内でじっくりと脚をためていた。スムーズなコーナーリングで最後の直線を迎えると、前にできたスペース目掛け一気に加速。先行集団が馬群に沈むのを尻目に、力強く伸びて大接戦を制した。中舘騎手の好騎乗もあったが、この馬自身の成長も著しく、今後の重賞戦線でも期待が膨らむ。２着に９番人気のセンカク、３着には１２番人気のワイルドファイアーと伏兵馬が揃って入線。配当は馬連11,800円、馬単21,770円、３連複130,400円、３連単1,091,300円とハンデ戦らしく高配当が飛び出した。骨折明けながら1番人気となったローゼンクロイツは、直線で一端は先頭に立つも伸びを欠き７着と敗れた。