中山牝馬Ｓ／ＧＩ２着の底力 レインダンス

栗東　坂路　重　　52.5-38.4-25.5-13.1　馬なり 　昨秋のローズＳ、秋華賞では３、２着と惜しくも勝利には届かなかったレインダンスだが、どちらも勝ったダイワスカーレットに０秒２差。牡馬相手の前走でも０秒２差と善戦しており、牝馬限定のGIIIなら実力上位だけに、初重賞制覇への期待が高まる。 　１２日の追い切りは坂路で４ハロン５２秒５、ラスト１ハロン１３秒１。1週前に速い時計を出していることもあり、終始馬なりでの調整となった。宮師は「予定より少し時計は早くなったけど、馬なりだったし、走りやすい馬場だったから問題ない。中山は初めてだけど、輸送も問題ないし大丈夫。ハンデはもう１キロ軽いかと思ったけど、ＧＩで２着してるし、仕方ないね」と、ハンデに納得いかないものの、好勝負を見込んでいる。 　ここ３戦は惜敗続きだが、今回は牝馬限定のGIIIだけに力量上位。自在に立ち回れる脚質も小回りの中山では武器になる。同レース後は天皇賞・春への出走も視野に入れているだけに、ここで足踏みしてはいられない。