おしらせ
フラワーC/シングライクバード 母の悲願をかけて
栗東 坂路 重 54.5-38.9-25.0-12.1 一杯 母シングライクトークは現役時代、5歳時の5連勝を含む7勝を挙げた。しかし、重賞は5回挑戦して最高が2着。タイトルの夢は子供に託して、97年の阪神牝馬特別を最後にターフを去る。 この母の6番目の子供が、シングライクバードだ。新馬戦(1400m)は2着に敗れたものの、これはハッキリ距離不足が敗因。 レース後、管理する友道師も「距離が延びて良さが出るタイプ」といっていたように、本来は中?長距離が守備範囲。その後はマイルの未勝利戦、1800mの前走と牡馬相手のレースで連勝し、その真価を発揮した。 3連勝、そして一族の重賞初制覇をかけてむかえるこのレース。今日の追い切りでは川田騎手が跨り、ラスト1Fは迫力満点の動き。トータル54秒5というタイムも、重馬場を考慮すれば及第点だろう。 この馬にとって幸いなことに、メンバーにも恵まれた。母、そして兄姉が成し遂げられなかった重賞制覇という悲願の達成は、すぐそこにある。