おしらせ
スプリングS/主役は俺だ! サダムの鬼脚炸裂!
栗東 DW 良 66.7-51.0-37.6-12.1 馬なり “世代ナンバー1”と騒がれた器も前走共同通信杯で完敗を期したことにより、一気に注目度は下がってしまった。ラジオNIKKEI杯2歳Sで見せた鬼脚を爆発させ、もう一度、牡馬クラシック戦線の主役へ名乗りを挙げたい。 今週の追い切りではDウッドでマイネルローグ(500万下)を5Fで約8馬身も追走するハードな内容。最終的にはラスト1Fでしっかり追いつき、鋭い伸びで逆に0秒4ほど先着した。 しかし、捲土重来を期す中村師の表情は曇ったまま。一体何が不満だったのか。師に聞くと「最後はもっと突き放してほしかった…。鞍上の判断で途中から追うのをやめたみたい」とポツリ。ただ、調教をつけた安藤勝騎手は手応えを掴んでいる様子で「先週も意欲的に追って、もう十分に体はできている」と自信を見せる。 中村師はかつて同馬を“これまでの調教師人生の中で一番”と評し、コンビを組む安藤勝騎手には“この馬は次元が違う”とまで言わしめた。皐月賞に向けて優先出走権確保が最低条件だが、サダム陣営が期待するのはクラシック制覇そのものだ。