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阪神大賞典/新米・野中師 トウカイ2騎に手応えアリ

トウカイトリック 栗東 坂路 重 53.9-38.6-27.9-12.4 直強め トウカイエリート 栗東 CW 良 66.0-51.2-38.0-12.5 直一杯  この3月に開業したばかりの野中厩舎。早くも15日の阪神8Rでは、トウカイインパクトで初勝利を挙げた。そして、勇退した松元省厩舎から引き継いだトウカイトリック、トウカイエリートの2頭で、初めての重賞舞台へと挑む。 「これだけの馬を預けてもらえるなんて、本当にありがたいこと。同時にプレッシャーも感じています」といいながらも、この日の最終追い切りには手応えを感じている様子。  トリックは新コンビ四位騎手を背に坂路入り。終い重点の調整だったが、鋭く脚を伸ばしてきた。野中師は「いい動きだったね。前走は距離が短かったけど、そんなに負けていない。実績からも、能力が高いのは間違いないから」と、昨年の春の天皇賞3着馬に期待を込めた。  一方のエリートは、Cウッドで併せ馬。マチカネオーラを相手に一歩もヒケを取らず、一度前に出られたものの差し返して先着をはたした。騎乗した上村騎手も「乗り味は最高。高い素質を感じる」と絶賛。  野中師が開業時に掲げた厩舎の理想像は“馬を造る”厩舎。それゆえ師は、トウカイエリートに底知れぬ魅力を感じているという。 「今は外厩で馬を仕上げて、回転率を上げてレースに使っていく厩舎が多いけど、ウチは昔ながらの厩舎であり続けたい。トリックは実績が示すとおり完成された古馬という感じだけど、エリートはまだまだ素質を持て余している。これからスタッフ一丸で、その素質を開花させてあげたい。キッカケひとつだと思うんですよ」  半兄には“あのトウカイテイオー”がいる良血馬。阪神大賞典で素質が開花することがあれば、兄が成し得なかった盾制覇も夢ではない。

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