おしらせ
マーチS/復権賭け、ドラゴンもう負けられない
美浦 南W 良 66.2-51.8-37.5-12.2 強め 昨秋、一気の3連勝をはたし、ジャパンCダートでは2番人気に推されたドラゴンファイヤー。ここ3走は勝ち星を挙げられないでいるが、GIで2番人気に支持されたほどの素質馬が、56キロのハンデでGIIIに出られることなど、そうお目にかかれるものではない。 最終追い切りは、新コンビとなる蛯名騎手を背にウッドコースに登場。前走はポリトラックで軽めの調整だったが、今回はビッシリと攻めてきた。テンはゆったりと入ったが、2ハロンを過ぎたあたりから徐々に加速。直線で仕掛けられると、力強いストライドで脚を伸ばしラスト1Fは11秒台をマークした。引き上げてきた蛯名騎手も、手応えを掴んでいる様子。 以前、久保田師はこんなことを話していた。 「3歳時に比べ、余計なことをしなくなったし精神的にも落ち着いてきた。馬体にも実が入ってきている。まだちょっとイレ込むところがあるけど、息の長い末脚は大きな武器」 思えばこの馬の連勝は、ダートの1800mで始まった。適距離、恵ハンデのGIII戦ならば、復活への足がかりにはもってこい。持ち前の息の長し末脚を繰り出せば、短い中山の直線でも十分に足りるはずだ。